■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.16 HBW編集委員の里見です。 以前のメルマガでご紹介しました「Health Biz Watch Academy」ですが、 いよいよ本格的にスタートします。 「Health Biz Watch Academy」とは、これまでHBWで培った海外事例情報 活用技術とスポルツの本来的な強みであるプロジェクトドライブ技術を 複合し、健康ビジネスに関与するプロジェクトとチームメンバーを対象に、 徹底的にサポートする研修スタイルを中心とした事業です。 そこで、「Health Biz Watch Academy」の第一弾として、 健康ビジネス実践基礎講座 <半日集中コース>を開講します。 この「健康ビジネス実践基礎講座 <半日集中コース>」は、 今後も益々忙しい健康ビジネス現場の活動レベルアップを実現するために スポルツがHBW14年の実績を総動員して開発した講座です。 新年度に切り替わりプロジェクトはもちろんプロジェクトメンバーの スタートダッシュにお役立ていただける講座です。 詳しくはこちら↓ http://hbw-store.com/seminar/healthbizcourse001.html さて、今週ご紹介するキーワードは、 「『SoLoMo』きっと健康サービスの注目キーワードに!」です。 今後注目のキーワードです。是非参考にしてください。                              (里見 将史) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 健康ビジネス活性化キーワード  「『SoLoMo』きっと健康サービスの注目キーワードに!」:大川 耕平 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ソーシャルメディア、ローカル、モバイルのイニシャルを組み合わせた造語 SoLoMoなのですが、今年の大注目キーワードと言われておりますが、健康 サービスビジネス業界においても極めて重要になっていきそうです。 今回はこの造語キーワードについて考えてみましょう。 まずそれぞれの単語の意味を明確にしておきます。 ソーシャルメディアをあらためて整理すると「個人と個人、個人と組織、組織 と組織間の情報発信がウェブサービスを経由することによってそれ自体が意味 を持つコミュニティとなり、実社会に広く拡散され影響力を持ち始めたメディ アであり、誰もが参加できるスケーラブルな情報発信技術を用いている」 (Wikipediaより引用筆者一部加工) このソーシャルメディアにおける分かりやすい価値は「集合知」と言われる ものです。数多くの参加者によって記録されたデータをもとにより効率的、 生産的、魅力的に可能になるソリューション方法などを共有することです。 具体例でいうとダイエット中の多くの生活者が自分の試した方法と実行の コツ、成果などを共有しお互いに励まし目標に向かって実践していくなどの 価値です。 そして2つ目はローカルです。その意味は具体的な場所、地域ととらえていい でしょう。3つ目のモバイルは移動体(持ち運び可能な)です。 「健康サービス業界においてソーシャルメディアと連動した具体的なローカル ビジネスがモバイルを活用して価値創造をしていくモデルが今後多くの健康 志向生活者に支持されていく」という文脈が成立しそうです。この3つの要素 は通信によって結ばれていることがとても大きな意味を持ちます。 ある立地に位置する健康サービス施設にとって、顧客とのコミュニケーション は普通に考えれば来店時ということになります。施設対個人という関係ですね。 施設側はより多くの個人を集客したいがために広告プロモーションを実施し、 来店顧客に対して可能な限り効率的にサービスを提供しその対価をいただき 収益を上げます。顧客来店時のサービス品質を努力し、リピーター化や口コミ による増客を期待します。 このサービス施設は健康向上に貢献するサービスを提供しているという前提で 話を進めます。 顧客接点時がサービス施設側の価値創造機会であったのが旧来型のビジネス モデルです。限られた時間接点の中で高品質サービスを提供できるには提供側 の人材の高いスキルと経験が必須となります。 では、SoLoMoするとどうなるのでしょうか? 健康向上には日頃の生活リズムやコンディション情報があればより精度の高い 提案が可能になるが、モバイルによるライフログデータ入手によって実現。 自分と似たようなニーズの顧客同士とソーシャルメディアで情報共有し、より 効率的なサービス活用が可能になる。多数対多数という新たなコミュニケー ションが成立します。 施設利用時間以外にも顧客と施設がつながることが可能で魅力的な価値提案を 通してより密接な関係性構築及びビジネス収益に結びつく施設ビジネスは立地 ビジネス、装置産業と言われます。待つことしかできないビジネスとして考え られてきましたが、SoLoMoは大きくその価値を変えようとしているのだと思い ます。 顧客の生活プロセスの中に施設価値を位置づける事(ポジショニング)が可能 になるということなのです。自社の提供価値を生活物語に入れてもらう関係性 をSoLoMoを使って構築して行くことが可能になるのです。 今後の健康サービスビジネスはSoLoMoできるか否か!?が大きな鍵となるはず です。