■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.17 HBW編集委員の里見です。 いよいよ来週から4月。新年度ですね。 弊社の「Health Biz Watch Academy」も4月から本格始動します。 現在4月開催予定のセミナーの概要をまとめている最中ですが、 外部専門家とコラボレーションして開催するセミナーも2つほど 予定しております。 詳しくは、弊社メルマガで順次ご案内いたしますので、 お見逃しないようにチェックしてください! さて、今週ご紹介するキーワードは、 「ファミリーヘルスケア」です。 健康を家族単位で考える「ファミリーヘルスケア」は、 今後注目のキーワードです。是非参考にしてください。                            (里見 将史) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 健康ビジネス活性化キーワード:「ファミリーヘルスケア」 大川 耕平 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回はシンプルに「ファミリーヘルスケア」(家族の健康)を考えてみたい と思います。健康は家族との生活の中でつくっていくものだと思うのです。 子として生まれ、親のつくる食事で栄養を摂取し、家族との接触で学び、い ろいろなことを覚え、成長していきます。毎日なのでいちいち考える事はな いですが、家庭での栄養摂取の習慣がベースとなりその人間の体格や性格を つくっていくことになります。 自分を中心にそのライフステージ進行プロセスによってその個人の健康の鍵 を握る食事環境主導権や影響力を持つ者は誰なのかを考えてみます。 ●自分のライフステージ > 健康・食事主導権 ・幼年期(0-5)   > 母親+家族 ・少年期(6-14)  > 母親+家族 ・青年期(15-24) > 家族+友人 ・壮年期(25-44) > 本人+家族+会社(仕事) ・中年期(45-64) > 本人+家族+会社(仕事) ・高年期(65-  ) > 本人+家族+(セカンドライフコミュニティ) ※全ての期で家族と同居している前提 食事という健康にもっとも影響力を持つ要素において家族の関与が深い事は 一目瞭然ですね。 つまり健康を考えると「家族で健康をどう考え行動するか?」の具体的な 行動の質をいかに高めるかを考えることがとても重要である事が分かります。 家族でみんなの健康を考える機会をどのように提供していくか?とっても有意 義なビジネスになっていく気がしています。 このファミリーヘルスケアに面白いアプローチで成功しているビジネスモデル が北米圏にあるWedMD(ウェブMD)です。HBWでは何度も紹介しているのでご存 知の方も多いかもしれません。 小さい子を持つ親として、子供の健康、自分たちの健康生活の将来を考える 機会を提供してくれるサービスがWebMDにあり、とても多くのファミリーから 支持を得ています。 ■Raising Fit Kids Evaluator (健康的な子育てになっているかの家族健康習慣レベルのチェック) http://www.webmd.com/ ・月間ユニークユーザー数:9,970万人 ・売上げ:534億円(2010年) ここでは家族の生活習慣に関してのアセスメントに答えると、家族の健康レベ ルがスコア化され、食、運動、メンタルの3分野で課題を指摘してくれ、どうす れば改善可能かのステップアップアドバイスをしてくれるチェック&ソリュー ション構造を持つサービスになっています。 このサービスはいろいろなヒントになります!! ・家族のライフステージがある(いろんな家族健康パターンがある) ・家族構成員の成長プロセスがある ・家族単位の将来リスクに早めに対応できれば嬉しい ・自分の家族構成と年齢構成の似た家族の活動を知りたい ・家族構成年齢という概念が成立しそう ・家族構成年齢によってリスクは異なり、チェック&ソリューションサービス  が成立するのでは!? 今回はなぜ「ファミリーヘルスケア」というテーマを取り上げたのかというと このテーマは弊社にとっても大きな関心ごとであるのと同時に国内ではあまり ビジネスとしてチャレンジされていない領域なのですが、今後高齢化が進む中 で家族単位で健康を考えるちょうどよいタイミングなのではと最近感じ始めた からです。 スマホやタブレットなどの「ハード」プラス「アプリ」によってフレンドリー にファミリーヘルスケアサポートが可能になる気がしています。 ファミリーヘルスケアに対してビジネスアイデアをお持ちの方! ぜひともご一緒しませんか?