■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.23


HBW編集委員の里見です。

Health Biz Watch Academyでは、
4月から「健康ビジネス実践基礎講座<半日集中コース>」 セミナーを
定期的に開催しております。

このセミナーは、スポルツがHBW14年の実績を総動員して開発した講座で、
弊社代表の大川が講師を担当します。


今回はこれまでに受講いただいた方からのご意見を少しだけ紹介いたします。

・考え方のロジックを知ることができ、整理することができた。

・長年調べられてきた貴重な情報をおしげもなく情報提供されているのが凄い。
 先見性に富んだ情報の提供とポイントをついたアドバイスが聞けた。

・体系化された理論で整理できた。
 ここまでの理論面からのアプローチをしているところはないと思う。

上記のようなコメントをいただきご好評いただいております。


次回開催は、5月31日(木)です。
詳しくはこちらをご確認ください↓
http://hbw-store.com/healthbizcourse004.html



さて、今回ご紹介するキーワード
「手間・面倒は健康サポートの障害なのか?」は、健康サービスを検討する
上で立ちはだかる壁にどうチャレンジしていくかという時に参考になると
思います。

是非参考にしてください。

                         (里見 将史)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
健康ビジネス活性化キーワード
  「手間・面倒は健康サポートの障害なのか?」 : 大川 耕平
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

普通、生活者にとって健康管理は「手間」がかかるし、「面倒」だからやり
たがらず、簡単に健康的な感覚を味わえるものを好む。

この文脈は健康サービスビジネスを幅広い対象者に対して提供して行くマス
ビジネスモデルにはマッチしそうですね。

例えば、ダイエットに関して様々な方法(メソッド)がありますが、手間も
かかるし面倒な側面もあることは否定できません。
結局それらをどう捉えるか?になるのですがいくつかのメソッドについて
それを探ってみましょう!


1)レコーディングダイエット

毎食の食事内容と運動量、体重さらにコンディションなどを記録して減量に
向かって自分の行動をマネージしていく方法です。
毎食3回+α、運動、体重記録などかなり手間がかかることは間違いありま
せん。

2)朝晩体重計測

朝、起床後の体重と就寝前の体重を計測し、その差分を明確に把握する習慣を
継続するという方法です。
計測結果をグラフ化し、毎日見えるところに張っておくこともそのルールです。
自分の代謝がどれくらいで、どれくらい食べると何グラム体重が増減するか?
が体験的に分かってきます。
でも、朝・晩の2回も体重計測するのは面倒だ!と思われがちですし、多くの
方が面倒臭いと言われます。

この2つのダイエット方法は実は着手するとかなり高い確率で目標体重を達成
する方が多いものです。減量には効果的だと明確に言える方法ということです。

いいと分かっているけどできない、、、それも現実ですね。

さて、健康管理サービスのプロセスには少なからず手間が掛ります。
簡単な健康管理方法があればもっと多くの生活者がより健康的な姿を目指す
でしょうか?この議論は健康管理サービス設計で顧客にサポートするプロセス
をいかに分かりやすく、高いユーザビリティーを確保するか?で激論になる
ことが多いです。

面倒なことをより簡単にイージーにすることで何が変わるかを明確にしないで
面倒だから多くの生活者はやらないんだ!というスタンスは健康サービスビジ
ネスパーソンとしていかがなものか?と思うのです。

レコーディングダイエットや朝晩体重計測を提案する立場であれば
面倒や手間を超えて手に入る成果が、いかに対象者にとって魅力的であるかを
明確に伝えることができるか?というアプローチをまずすべきなのだと思いま
す。その共感を得るための説明技術を磨くべきなのです。

面倒だからやらないのではなく、より楽しくやる方法を提示できていない!
というスタンスに立てば知恵が湧いてきませんか?

今回セルフモニタリングという効果的なダイエット手法にまつわる面倒、手間
とどう向き合うかを提示しましたが、健康管理サービスビジネスが今後発展し
拡大して行く中で「手間や面倒」をどう超えていくことができるか?は重要な
健康サービス推進技術になります。

みなさまもぜひトライしてください!!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━