■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.33
 
HBW編集委員の里見です。
 
Health Biz Watch Academyでは、新しく「健康ビジネス販促会議シリーズ」
というセミナーを企画開催していく予定です。
 
健康ビジネス全体を見渡しユニークな販促活動や成功事例を取り上げたり、
業界別の販促活動を分析したり、また健康ビジネス分野以外からの販促の
ヒントをご紹介したりといったセミナーの企画を考えております。
 
今回「健康ビジネス販促会議シリーズ」の第一弾として、
長年健康食品マーケティング領域での取材を行なってきたライター旭利彦氏を
迎え、まったく認知のない新商品(輸入商品)がどのように認知拡大して
いったのか、実際に取材してきたいくつかの事例を交えて紹介する
「健康食品のユニーク販促事例」を開催します。
 
 
●8月2日(木)開催
 
健康ビジネス販促会議シリーズ
 「健康食品のユニーク販促事例」
 
 
まだ空きがありますので、是非この機会にご参加ください。
 
                           (里見 将史)
 
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健康ビジネス活性化キーワード
  「健康サービス取説は交流実績品質でアプローチ」 : 大川 耕平
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貴社の健康サービスを誰が最もより多くの生活者に理解と共感をもって
プレゼンテーションできますか?
 
そのプレゼンテーターは社内にいますか?
どこにいますか?
 
何人いますか?
増えていますか?
 
プレゼンテーションは継続的に行われていますか?
その機会は増えていますか?
そのプレゼンテーションの内容品質は成長していますか?
 
あなたの健康サービスの利用者は増えていますか?
 
 
例えば、
ウェブを活用した健康サービスがあったとします。
それは自社健康機能プロダクトや健康食品、健康サービスでウェブサイトや
スマホなどの通信機器と連動した情報サービス活動をしているケースを前提に
考えていきます。
 
具体的に言うと健康機器・食品を継続利用して行うプロセスでの生活行動記録
や機器・食品消費利用記録などができるサイトサービスです。
 
記録だけでなく同じ目的意識を持っている可能性がある仲間との交流や専門性
ある情報の検索や質問などもできるサービスが付帯されているとします。
つまり、今後も増加していく健康ウェブサービスです。
 
 
さて、既に数多くある国内健康ウェブサービスは導入期を過ぎ、今後成長期に
入るとみられています。売りを意識したいわゆる販売促進に力点を置きはじ
める事業モデルが増えていきます。これまでの先行企業の動向を踏まえ先読み
していきましょう。
 
まず、多くの事業モデルが販売促進において継続拡大策に苦労すると思われ
ます。この理由はとても単純でサービスの販売促進に慣れていない企業が
ほとんどだからです。現在、多くの健康サービス事業者はものづくりメーカー
です。
サービスではないモノの販促と健康サービスは売り方がおそらく違う?
ということに気づいていない企業を多くみかけます。
 
「サービスは体験を売る」ということを本質的に理解しているか否かが
今後の勝負の分かれ目になります!
※この体験の話は前回コラムでも触れましたね!
 
 
モノの品質は売り手も買い手も分かっていることです。なので、モノを買い
ませんか?という問いかけは自然と成立し反応も期待できます。この流れだけ
をとってサービス販売に当てはめることが現実的か否かなのです。
 
健康サービスは体験ですから、買う前には売り手も買い手もその品質は分かり
ません。この前提の差を理解して自社サービスをどう売るかを考えていく必要
がある訳です。ものづくり志向の文脈での健康サービスの販促を企画する時に
サービスをモノとして捉え、買いませんか?というプッシュ型の訴求を量的に
展開しても結果がなかなか出ない。
 
もう、お気づきですよね!!!!
 
どれだけ明確に健康サービスの使い方やメリットをその人の目的に合わせて
共感説明できるか?
 
ここにかかっています。
自社で健康サービスの魅力を伝えることができる人は顧客プロセスを理解せず
にはできません。つまりどれだけ多くの顧客体験を取り込んだ訴求により販売
促進活動をしていくかなのです。
 
 
販売する商品に取説があるように健康サービス取説があっていいはずですし、
それは交流実績ベースに共感品質を担保するものであるべきです。
 
この健康サービス取説のパワーが健康サービス販売促進活動の命綱です!!
 
 
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