■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.42
 
HBW編集委員の里見です。
 
Health Biz Watch Academyで月2回定期的に開催しているセミナー
「健康ビジネス実践基礎講座(半日集中コース)」は、
健康ビジネス特性と組み立てのコツを半日で集中的に理解できるよう
構成されています。
 
「健康ビジネス実践基礎講座<半日集中コース>」セミナーの主な構成
 
・健康業界の最新トレンド、健康生活者の捉え方
・継続を支援する具体的方法(健康ビジネスの成功のカギは継続支援です)
・海外の健康サービスの成功・注目事例
 
 
これまでご参加いただいた方からは、こんなご意見をいただいています。
いくつかご紹介します。
 
・「成功しているビジネスモデル」が参考になった。
 ビジネスモデルを考える近道になりそう。
 
・生活者の捉え方にヒントが多かった。共有しやすい内容だったと思います。
 
・業界全体像というのが最も重要でした。さらにその中をどのように
 セグメント化してみるのか、という点が役立ちました。
 
・進行しているビジネスに組み込み、そして説得力のある方法論が見えて
 きたと思います。
 
 
このセミナーの参加者には、半年間有効な
「大川との1時間ディスカッション券」をプレゼント!
(※期間内に1回1時間貴社ミーティングに大川が直接参加します)
 
是非この機会にご参加ください。
 
 
●「健康ビジネス実践基礎講座<半日集中コース>」
 
 10月10日(水)開催はこちら↓
 
 10月23日(火)開催はこちら↓
 
 
開催日ごとにお申込みページが異なります。
ご希望の開催日のページからお申込みください。
 
みなさまのご参加お待ちしております。
                         (里見 将史)
 
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健康ビジネス活性化キーワード
       「キャラバン・スタイル考」 : 大川 耕平
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健康サービス事業は生産と消費が同時性という特徴を持つビジネスになり
ます。
このことが意味することは、固定の場所に拘らなくてもサービス供給が可能
であり、むしろそのデリバリーに関しては自由であると言えます。
 
学校があり、補習や受験対策のための塾があり、更に家庭教師という職業が
存在します。すべて就学者を対象に学習指導するわけですがそれぞれ意味が
異なり棲み分けが成立しています。
 
食品・食材スーパーがあり、お惣菜・弁当屋があり、外食チェーンがあり、
出前がある。食品外食業界でも棲み分けが成立しています。
 
健康カフェという業態企画に参加したことがあります。ある地方都市の複合
商業施設の中のまとまった空間に空きが出てしまい、全体の流れでは「健康的
な何かがベター」という文脈が形成されていました。10数年前の話です。
 
オーガニックコーヒーを中心に低カロリースィーツやオーガニックフルーツ
ジュース、繊維質多めの栄養バランス低カロリーランチやスナック、オーガ
ニックビール、、、。などと発想を広げていくのですが、ちょっとヘルシー
テイストの普通のカフェにしかならない。
 
加えて健康をテーマとしたメッセージを健康知識伝達するミーティングとして
常時開催し、モニターでも関連動画を絶えず放映するというアイデアもあり、
かつ健康に関連した雑誌や書籍などをライブラリー化しようと準備しました。
そしてちょっとしたストレッチスタジオも用意しようとどんどん企画は広がり
ました。
 
 
この空間に流れる空気はどんなものになるか?
誰が喜ぶか?
どんな使い方をしてくれるか?
コンセプトは受容されるか?
店は繁盛するか?
 
 
結局、この企画は途中で頓挫することになりました。
理由はいっぱいありすぎて全部紹介できませんが、とても今にも通じる課題が
明確に存在していました。
 
 
・オーナーはなんとなく健康がベターと思っている
・そのオーナーのなんとなくを鵜呑みにしているスタッフ
・各スタッフの考える健康の定義が共有できていなかった
・健康を食べ物と結びつけるものと運動との関係性で考えるものと共通語での
 コミュニケーションが成立していなかった
・提供しようとするサービスの価値がお客様にとってどう作用するのか?
 貢献できるのか?議論すらできていなかった
 
 
そして、一番大きな勘違いは「健康テーマなら多くの人が喜ぶだろう」という
根拠のない思い込みでした。
 
場に何かをつくる前提の話はどんどんと進みます。
これはものづくりカルチャーが濃い日本の特徴の一つです。
 
ここで問題としたいのはサービス品質の再現性技術です。
場所ありきだけではなく、サービス再現性技術がきちんとあるのであれば、
場はもっと自由に考えてもビジネスは成立するということです。
例えばパーソナルトレーナーが場をフィットネスクラブからプライベートスタ
ジオに変えても価値提案がしっかりと出来るという構造のことです。
 
 
健康サービスビジネスをキャラバン・スタイル構築運営するのはいかがで
しょうか?
 
・パーソナルトレーニング
・健康カウンセリング&アドバイス
・食事栄養アドバイス
・生活習慣改善指導
 
どのサービスもキャラバン・スタイルが可能だし、むしろベターなのでは?と
思うのですがいかがでしょうか?
 
すべてのビジネスの原型は行商だったことを考えると、、ありでは!?
 
 
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