■■■■■■■■■ 健康ビジネス活性化キーワード ■■■■■■■■Vol.50
 
HBW編集委員の里見です。
 
昨年11月24日からスタートした
「健康ビジネス活性化キーワード」のメルマガも1周年を迎え、
今号でちょうど50号目の配信となりました。
 
この「健康ビジネス活性化キーワード」は、
これまで数多くの健康ビジネスプロジェクトに関わった
経験の中で得た「キーワード」はもちろんですが、
HBWのメルマガで紹介してきた事例の中から抽出した
「キーワード」をみなさんに解説を付けてお届けしていきたい!
という思いでスタートしたメルマガです。
 
みなさんの心に響いた「キーワード」がどれだけあったか
非常に気になります。
もしよろしければ、みなさんの心に残った「キーワード」を
お聞かせいただけないでしょうか?
 
みなさまからのご連絡お待ちしております!!!
 
 
※心に残った「キーワード」投稿専用メールアドレス
                       (里見 将史)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
健康ビジネス活性化キーワード
    「スウェーデン式ダイエット!?」 : 大川 耕平
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
スウェーデンと聞いて何を連想しますか?
 
北欧、寒い
家具のIKEA
VOLVO
福祉大国
発色が綺麗
デザインが素晴らしい
雑貨インテリアがかわいい
 
ちょっと回りのスタッフに聞いてみただけでも
いろいろとイメージがあるようです。
 
11月26日号の海外ユニーク事例編では
スウェーデンから北米に進出したダイエットサービスモデル
「iTrim」を紹介しました。
 
なぜ、このような引用をしたかというと、
 
「スウェーデン式ダイエット」と表現した時に
多くの生活者はそれなりに想起するイメージや
世界観があるのではないでしょうか?
 
「スウェーデン式」に何を感じてもらえるか?
 
福祉国家のスウェーデンなので
ダイエットに対しても面倒見の良いサービスを
しっかり提供してくれるのでは?と
僕は感じましたが、いかがでしょうか?
 
このように
健康サービス事業にも世界観を表現した
コミュニケーション戦略やサービスデザインが
今後必要になってくると思うのです。
 
実際にはiTrimのサービスは2年間というスパンで
ダイエット習慣を定着させるまでのサポートをしてくれる
面倒見のよいモデルです。
 
さて、
世界観をコアにコミュニケーション展開をする
ライフスタイルマーケティングという考え方があります。
 
例えば、
ハローキティのキティちゃんは1975年に発売された
言わずと知れた女の子に絶大な支持があるキャラクターです。
 
リリース初期にこのキャラクターを手にした少女は
今はお母さん、そして早い人は
おばあちゃんということになります。
 
自分の娘に、孫に
キティちゃんをプレゼントすることは
至って自然ですね!
 
つまり、キティちゃんブランドの価値観が
世代を超えた消費継続を
創出しているということになります。
 
ちょっと話が飛びましたが、
このライフスタイルマーケティングの手法を
健康サービス事業は導入すべきと
僕は以前より真剣に考えています。
 
サービスやプロダクトそのものを
ブランド化していく手法もいいのですが、
これができるのは一握りのビッグプレイヤーの
パワーゲームになると思うのです。
 
健康が気になりだす30代後半の男女それぞれが
経験してきたカルチャーはどんなものだったのでしょうか?
 
40代は?
50代は?
60代は?
 
彼らがそれぞれ経験してきているカルチャーを
十把一絡げにしようとしていませんか?
 
それらは同じはずはないですよね。
 
趣味嗜好の違い、つまりライフスタイル別に
訴求する価値観と健康観があると思うのです。
ここをもっと深掘りしていきたいのです。
 
もちろん客観的な健康データ状況との協調を基本に
進めていくべきですし、
そうでなければなりません。
 
健康サービス事業は
既に存在している
様々なカルチャーや
価値観と
上手くパートナリング、
アライアンスしていく知恵が
今後求められると思うのです。
 
いかがでしょうか?
 
ラルフ・ローレン「ヘルスケア」や
ウェルネスあってもいいな??と
いつも感じているのですが、
 
僕だけでしょうか?
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━