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2017.03.07号 [健康サービス・デザイン編]「あすけん」のサービス体験分析

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[健康サービス・デザイン編]2017年3月7日号
         ≫≫≫Author:大川耕平
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HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
 
先月よりユーザー目線でのサービス・デザインを分解するワークにチャレンジしています。
 
その第2回目は「あすけん」です。
同サービスは健康のど真ん中と言える「食」サービスですが、IoT時代が進化していく中でもっと可能性は拡大していくと私は見ています。
 
 
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---「あすけん」のサービス体験分析
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「マシン器具のないフィットネスクラブ」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 フィットネスアプリ「WEBGYM」、海外 スマートグラス動向など、9本
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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テーマ:「あすけん」のサービス体験分析
 
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1、あすけんの魅力
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2007年にスタートしたダイエット食事記録サービスで、ウェブ版からスマートフォン向けアプリまで運営しています。会員数110万超の人気サービスです。
 
主なサービスの構成は
 
・わたしの記録
食事記録(朝食、昼食、夕食、間食)
食事記録内容に対するアドバイス
運動記録
体重記録
目標設定(Myプランでダイエット宣言、目標と頑張り方、Myルール設定)
日記
グラフ(あすけん健康度、体重体脂肪率、摂取カロリー、消費カロリー
 
・みんなの日記
新着ダイアリー、お気に入りユーザー、同期生ユーザー、あなたに似ている度
 
・ダイエットの知識
ダイエットの基本、ダイエット方法、目的別、栄養辞典・食材辞典、豆知識・用語集、みんなの痩せご飯、ダイエット成功者ブログ、簡単カロリー計算、ダイエットレシピ、特集
 
一言で言うと、国内老舗のWEB&アプリによるレコーディングダイエット・サービスです。
 
コンセプトは「食の選択力を提供する」です。
 
人生の楽しみは、体の健康があってこそ。あすけんを通じて、より多くの人が食に関心を持ち健康なカラダづくりを意識するようになっていただきたい。あすけんを活用していくと栄養・健康に関するリテラシーが身につくため「ただ痩せる/体重を落とす」のではない健康的に美しくなることが可能です、とのこと。
 
 
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2、顧客経験プロセスBLA(ブラ)分析
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●Befor(前行程)
2015年にアプリが開始させてからの初期顧客接点は、アプリストアが中心と思われます。ヘルスケアカテゴリーでのランキングは常に10位以内にいるようです。
 
あすけんで多く登録されている市販食品は、カロリーオフ製品よりもバランスが整う商品群が目立つことから健康的にダイエットしたい女性に好かれていると言えます。
男女比は2:8だそうで、90%以上がダイエットを目的としています。
 
 
●Live(使用行程) 使用開始 使用中
あすけんの機能は数多くのユーザー経験によって磨かれてきていると言えます。
 
継続ドライバとしては
 
・あすけん健康度として点数化されている無形の報酬インセンティブ。
・みんなの痩せごはんに代表される極めて具体性ある気づきを提供するヘルスナレッジのコンテンツ群は実践方法も豊富。
・グラフ表示によるモニタリング効果(自己効力感)。
・自分の記録への未来さん(キャラクター)による個別アドバイスがもたらすパーソナライズ(自分ゴト化)。
※細かい14種類の栄養素バランス・摂取量が分析され20万パターンのアドバイスは飽きがきにくい。
 
・丁寧なメールによるヘルスコミュニケーションは特にエンカレッジメント効果とティーチング。
・グループではないが自分に近い活動内容のユーザーとの出会いチャンスを提供しているあすけん健康度による似ている度や、同時期に利用スタートしたユーザの紹介も友達づくりに貢献しており、その結果日記習慣が身につきやすいと思われます。これはコミュニティ効果と言えると思います。日記をつけるとダイエット成功率は使わない人の2倍になるそうです。
・IoTリンケージ(ICT連携)として食事の画像分析はまだ精度に課題はありますが楽しめます。
 
7つの継続ドライバがユーザー活動継続に貢献していると思われます。
 
 
●After(後行程) 使用後
 
ある程度のダイエットに成功したその後どうするか?
ずっと使い続けることのメリットや喜びをどう提供していくか?
 
スマホアプリ導入後、モバイルツールとしてもユーザ-とのタッチポイントを魅力的な価値提供にしていくためにも様々なサービサーやプロダクト、プロバイダーとエコシステムを形成していけるかが今後の課題と思われます。
 
連携をテコに新しい価値創造にチャレンジしたり、顧客特性に特化してみたり、今後のビジネスモデル進化が楽しみなサービスです。
 
 
 
●お問い合わせメール
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「マシン器具のないフィットネスクラブ」
 
全く異なる文脈でのサービス創造にチャレンジする方法として、既存機能をゼロベースで発想してみる!
どんなアイデアが湧いてきますか?
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <9クリップ>
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[1]アルケア、「ロコモ健診判定・運動指導ソフト」新発売【PDF】
http://www.alcare.co.jp/PDF/170223.pdf
http://www.alcare.co.jp/
ロコモ度テストと下肢筋力測定を実施するシーンにおいて、簡単に測定結果の判定やその結果に応じた個別性の高い適切な運動アドバイスまで実施することを可能とするソフト。(2017/02/23)
 
[2]アキレス、ランニングシューズ「MEDIFOAM/メディフォーム」新発売
https://www.achilles.jp/news/2017/0223.html
MEDIFOAMとは、Medical(医療の)とFoam(発泡体)を組み合わせた言葉で、衝撃吸収性、反発弾性、耐久性に優れた特性をもつ自社開発のPU素材。走りながら「リラクゼーション&リカバリー」に配慮したランニングシューズ。(2017/02/23)
 
[3]ネオスと健康長寿研究所、病気予防度を評価する医療費抑制支援システム「N-system」と歩数計アプリ「RenoBody」が連携
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1446904
http://www.neoscorp.jp/
スマートフォン用無料歩数計アプリ「RenoBody」を使って、さまざまな団体で「ウォーキングイベント」を開催できる「RenoBody:ウォーキングイベントサービス」の提供を2017年4月より開始する。(2017/02/27)
 
[4]帝人、睡眠力向上プログラムの企業内実証を開始
http://www.teijin.co.jp/news/2017/jbd170228_49.html
「Sleep Styles 睡眠力向上プログラム」は、社員の健康管理を経営的な視点で戦略的に実践する「健康経営」を支援することを目的とした法人向けプログラム。タイプ別の睡眠ソリューションで健康経営を支援する。(2016/02/28)
 
[5]maidgymproject、トレーニングエンタテイメント「メイドジム企画」
https://camp-fire.jp/projects/view/14403
https://www.maidgym.me/
メイドさんがマンツーマンでウェイトトレーニングの指導をしてくれるフィットネスジム。2016年12月にクラウドファンディング「CAMPFIRE」で資金提供を募りはじめ、現在は支援募集が終了し、4月末オープンに向け準備中。
 
[6]HBWキーパーソンに聞く、フィットネスアプリ「WEBGYM」の開発担当 竹尾さんに聞いてみた!
http://www.healthbizwatch.com/project_note/keyperson/oasis.html
東急スポーツオアシスのホームフィットネス事業部マネジャー 竹尾賢二さんに「WEBGYM」についてショートインタビューをさせていただきました。
 
[7]New Ocean Health Solutions、企業向けヘルス&ウェルビーイングプログラム『The Bridge』
http://mhealthwatch.jp/global/news20170224
New Ocean Health Solutions社は、企業の従業員に福利厚生の向上から、慢性症状の管理に至るまで、健康増進目的を達成するために報酬に基づいた完全な個別化プログラムを提供する。(2017/02/24)
 
[8]老眼でも眼鏡の掛け外しが不要になるピントを自動調整する『スマートグラス』
http://mhealthwatch.jp/global/news20170228
ユタ大学の研究チームは、ゴムのような柔軟性のある透明な2枚の膜のあいだにグリセリンを封入した特殊なレンズを使うことで、ピント調整を可能とした。(2017/02/28)
 
[9]mHealthWatch注目ニュース、パーソンズ美術大学とパナソニックがウェルネス分野で共同プロジェクト
http://mhealthwatch.jp/japan/news20170306
今回のニュースリリースのパナソニックとパーソンズ美術大学のコラボは、既存のヘルスケアサービスの枠を超えたアイデア、サービスの可能性を秘めているような気がしている。(2017/03/06)
 
 
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