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2017.11.07号 [健康サービス・デザイン編]Community tech (コミュニティ・テック)はありか?

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[健康サービス・デザイン編]2017年11月7日号
   ≫≫≫Author:大川耕平
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HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
 
兼ねてから弊社が訴求してきていたコミュニテイづくりに関する問い合わせがとても増えています。
とても嬉しいことです。
 
今回テーマとして取り組みますのでご意見くださいね!
 
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---「Community tech (コミュニティ・テック)はありか?」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「顧客エージェント」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 認知症テストアプリ、海外 スマートタトゥーなど、11本
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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<テーマ>
Community tech (コミュニティ・テック)はありか?
 
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1.コミュニティ・テックって何?
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ヘルスケアに限らず、あらゆるビジネスモデルにとって顧客や見込み客とのコミュニティの重要性が注目され始めています。
そこで、コミュニティの運営にテクノロジーを導入して得られるパフォーマンスを最大化・最適化していけないかと我々は目論んでおります。
 
※前回(2015年11月)のコミュニティ特集号リンク
http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/news/017.html
 
 
我々は、SNSやスマホアプリのグループ機能やウェブ会議機能などを駆使して様々なテーマでのコミュニティ運営を経験してきました。
既存のテクノロジーを駆使してコミュニティからの価値創造に結びつける試行錯誤を繰り返しながら思うことは、コミュニティのテーマである参加者の行動変容に対する適切なるタイミングにおける人的介入の威力です。
 
そして、この介入経験の引き出しをどれだけ豊富に持てるかがコミュニティ運営技術の核だと思います。
 
 
シナリオを用意し進めていくことの有用性は経験的に分かってきており、このテーマは「ヘルスコーチングの視線」を担当する里見の号を是非ご参照ください!直近では介入とシステム化について解説しています。
http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/news/490.html
 
 
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2.コミュニティは変化する
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テーマ別にコミュニティがどんな変化を見せるかを紹介していきます。これを理解しているか否かで運営の成果にも影響すると思います。
 
 
●商品ブランドコミュニティ
 
最もわかりやすいのがこの商品ブランドコミュニティではないでしょうか。
企業が提供している商品やサービスのユーザーや見込み客向けのコミュニティです。
 
ブランド価値を共有するための様々な仕掛けをコミュニティで提供することによって、より長く使用価値を味わってもらうのが目的です。
活動内容が魅力的であればあるほど、この種のコミュニティは磁力を持ち始めます。
この磁力は、加減によっては集客装置として働く場合もありますが、度を越すとコミュニティ自体の秩序が崩れ始めます。
 
長期間に及ぶ運営になる場合も多く、古くからの参加者にステイタスを与えたり、コミュニティ内コミュニティを開設したり、コミュニティ全体の温度を保つ工夫が必要となります。
 
 
●プロジェクト・コミュニティ
 
ある一定期間テーマを絞って行われるコミュニティです。
ヘルスケア領域での課題解決型コミュニティなどが採用するスタイルで、職域における健康づくり行動コミュニティとしても注目され始めています。
 
・有期なので管理しやすい(介入|行動フィードバック|タッチポイント)
・シナリオが作りやすい
・運営を重ねるごとに運営技術が貯まりやすい(PDCAしやすい)
 
 
●自発性コミュニティ
 
似たような問題意識を持っている人たちが集まり活動していくコミュニティです。
例えば、ある個人が言い出しっぺで始まったランニングコミュニティがあったとしましょう。ランニングに興味を持つ人が一人、二人と集まり出し、一緒に練習したりレースに出たりと徐々に活動が活発化していきます。
そうしていくうちに、コミュニティ活動継続による参加者のランレベルの成長という現象が起き始めます。
 
全員が同じレベルで成長するということはまずはあり得ないので、だんだんと当初のバランスが崩れていきます。
コミュニティ活動を継続していくとある種の進化・変化が起こるものです。
 
この分野のコミュニティ運営のポイントは、コミュニティで目指す姿(レギュレーション)はこういうものだ!と明確にすることです。
 
 
●催事型コミュニティ
 
象徴的なイベントや催事に参加した人同士のコミュニティです。
体験共有がベースとなるので長期間仲間意識を持続しやすいという特徴があります。
 
・コンサート
・祭り
・有名レース
 
どれも大型集客イベントとなるのでイベントとしては一つなのですが、コミュニティは小規模に自発的に多数できていくことが特徴になります。
 
リピート性が高い分野だけに催事に至るまでの参加者のジャーニー(行動地図)を把握することによって、マネタイズポイント創出のチャンスがいっぱいあることになります。
 
ビジネスと親和性があるであろうコミュニティ4つを紹介しましたが、単独で成立する場合や複合的になっていく場合なども考えられます。
例えば、有期性コミュニティで目標を達成した参加者が自発的コミュニティを構築し、自律的に活動していくことも考えられると思います。
 
 
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3.仮説的コミュニティ・テックの指標は?
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ビジネスとしてコミュニティを考えていくと、コミュニティを通じて顧客の成功物語をサポートしていくというスタンスが提供者には必要です。そのプロセスで自社製品サービスや関連消費が起こっていくという流れでLTVアプローチに他なりません。
 
リアルな地域コミュニティづくりの第一人者である山崎亮氏は、「コミュニティデザインとは問題解決と楽しさを結びつけること」と言っています。この文脈は我々ウェルネス&ヘルスケアサービス事業にとってもコミュニティ・テックを駆使して成し遂げたい目標イメージとも同期すると思います。
 
今後のコミュニティ運営を技術的に進化させていくために有用と思える指標が3つあります。(これはあくまでも私論です)
 
・コミュニティ活動の温度
・コミュニティが進む方向性
・コミュニティと参加者、参加者とお互いの距離
 
これらの動きをモニタリングできれば品質を保ち、向上していくための様々な施策が可能になります。いわゆるコミュニテイ活動の見える化となります。
 
このテーマを一緒に考えていきませんか?
ご興味ある方是非、ご一報を!!!
 
 
●問い合わせ
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「顧客エージェント」
 
お客様と共有テーマにおいて、そのテーマであれば何が何でもあなたに相談したいと思っていただけることが顧客エージェント。あなたはエージェントになっていますか?
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <11クリップ>
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[1]ファンケル、中高年男性向け「EDays(イーデイズ)」新発売【PDF】
http://www.fancl.jp/news/pdf/20171018_edays.pdf
http://www.fancl.jp/
「取り戻せ、男の自信!」をコンセプトに、4つのハーブとアミノ酸の「アルギニン」「シトルリン」の計6成分を配合したドリンク。(2017/10/18)
 
[2]カゴメ、機能性表示食品「カゴメ野菜ジュース」売上好調のお知らせ
http://www.kagome.co.jp/company/news/2017/2017102502.html
機能性表示食品「カゴメ野菜ジュース」の出荷実績が、前年に対して396%を達成。本品に含まれるGABAには、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されている。(2017/10/25)
 
[3]エムティーアイ、埼玉県と連携協定を締結
http://www.mti.co.jp/?p=22287
ルナルナと「ウェルカムベイビープロジェクト」がコラボし、妊娠・不妊をサポート。妊娠・不妊に関する意識調査から埼玉県女性の抱く“不妊の心配”が明らかに。(2017/10/25)
 
[4]Moff、認知症テストアプリ「ワスレナグサ」を公開
https://jp.moff.mobi/?p=4203
医療機関や介護施設で広く認知症の診断に利用されている「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を使用した認知症の診断アプリ。個人・法人問わず無料で利用可能。(2017/10/27)
 
[5]FiNC、アプリを活用した特定保健指導サービス「FiNC特定保健指導」を提供開始
https://company.finc.com/news/9328
FiNC特定保健指導はFiNCアプリを活用したオンライン完結型のプログラム。成果報酬型プランと通常プランの2つ。日本航空・日本旅行・野村證券・ファイザーなど、大手健保26団体が導入を決定。(2017/10/27)。
 
[6]矢野経済研究所、高齢化社会で注目される低栄養の問題
https://www.yano.co.jp/opinion/171001.html
統計的にも日本の高齢者の低栄養は顕著であり、食事を通じた栄養改善が喫緊の課題となっている。高齢者の低栄養問題は運動と栄養改善により予防、改善が図れると言われる。
 
[7]健康状態で色が変わる“スマートタトゥー”を発表
http://mhealthwatch.jp/global/news20171018
「Dermal Abyss(d-abyss)」と名付けられた本プロジェクトでは、従来のタトゥー用インクを新開発の生体感受性インクと置き換えることで、皮膚にウェアラブルセンサーに相当する機能を持たせる方法を研究中。(2017/10/18)
 
[8]FDA、針を使わない血糖値モニターを認可
http://mhealthwatch.jp/global/news20171019-2
FDAは、Abbot社の「FreeStyle Libre Flash Glucose Monitoring System」を認可した。皮膚の下に挿入した小さなセンサーワイヤーを使って、成人糖尿病患者の血糖値を測定する装置。(2017/10/19)
 
[9]汚れた空気をフレッシュにするデバイス『Treepex』
http://mhealthwatch.jp/global/news20171030-3
「Treepex」は、鉛や炭素、スモッグといった個体粒子から空気を機械的にろ過し、二酸化炭素を純酸素に変換することが可能。(2017/10/30)
 
[10]mHealthWatch注目ニュース:Moff、ウェアラブル機器でリハビリ時の身体機能を計測
http://mhealthwatch.jp/japan/news20171030
ウェアラブル機器Moff Bandによる「モフ測」では、まだまだ計測できる項目や箇所は少ないが、それでもリハビリの見える化のためのウェアラブル機器といった新たな可能性、方向性が具体的に見えてきた印象。(2017/10/30)
 
[11]mHealthWatch注目ニュース:米生命保険会社John Hancook、Apple Watchを25ドルで提供するプログラム
http://mhealthwatch.jp/global/news20171106-2
米国の保険会社の取組みを紹介。Apple Watch Series 3が25ドルで提供される。低価格で提供する分、毎月所定の運動量をこなさなければならない。問題はこの“定期的な運動量”を、どう定義付けて当たり前の行動に結びつけることができるか。(2017/11/06)
 
 
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