HBW 2017~

2017.12.05号 [健康サービス・デザイン編]顧客学習デザイン

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[健康サービス・デザイン編]2017年12月5日号
   ≫≫≫Author:大川耕平
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HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
ヘルスケアビジネスの80%はダイエットだ!と連呼していたのが約10年前です。
ということで2017年最後にダイエットを題材にしてみました。
 
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---「顧客学習デザイン」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「サービスの売り方の変化」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 働き方改革、海外 ピローロボットなど、8本
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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<テーマ>顧客学習デザイン
 
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1.朝晩体重計測ダイエット
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極めて成功率の高いダイエット方法として、朝晩体重計測ダイエットがあります。
 
<ルール>
・朝晩決まった時間に体重を計測してグラフに記録する(見えるところに貼る)
・食事のレコーディングはmustではないがおすすめ
・減食も運動も自分の判断で行う
・楽しみながら気づきをメモする
 
これだけのルールで3ヶ月間後をゴールとします。
 
 
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2.参加者のジャーニーは?
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それではこの朝晩体重計測ダイエットの体験者のジャーニーがどうなっていくかを見ていきましょう。
 
参加者は
・ダイエットしたいと思ってはいる
・厳しく苦しい制限は嫌だと思っている
・ダイエットをどうすればいいか明確な理解はない
 
 
参加者の気づきを追っていくと
 
<最初の1-2週間>
・朝晩の体重は異なると気づく
・朝の方が少し減っているのは睡眠中の代謝と分かる
・朝減っているのでちょっと嬉しい
 
・でも、その日の晩また増えているけど(ちょっとショック)これはその日の食事内容や運動が関係しているのだと分かる
・食べ方や内容を少し変えてみると体重の増減に関係するときと関係しない時があることに気づく
・体重増減にインパクトあることをいくつか発見する
→食事の時間帯や間食や運動のタイミングなど
 
 
<3週間目以降>
・食事を記録してみる
・食事と体重増減の関係がなんとなく分かる気がしてくる
・自分にとって効果的だと思う食事の工夫を継続してみる
・成果が出始めて嬉しい
 
・運動も始めてみる(ウォーキングやストレッチなど)
・寝る前にストレッチをやると朝体重の減りかたがやらない時よりも大きい
・色々な工夫が楽しくなってくる
・リバウンドしてもまた対策すれば減量モードに戻れることが分かる
 
・誰かにこの経験を話したくなる
・目標設定を改めて明確にする
・目標達成に期待できる自分を感じる
 
 
これらの気づきの流れは100人を超す僕が関わった参加者に共通するものです。
 
レコーディングダイエットはそもそも成功率の高いメソッドとして有名ですが、記録=減量ではなく、記録→気づき→行動→成果という内発的な思考と行動がもたらすものです。
 
この朝晩体重計測ダイエットは体重計測の結果が点数となり、それ以外の時間に何を食べ、どう過ごすかがゲームのやりとりになってしまうのです。だから楽しく気づきながら継続できる可能性が高まるのです。
 
ダイエット生活ゲーミフィケーションとも言えると思います。
 
 
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3.行動変容プロセスと顧客学習デザイン
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参加者サポートの数が増えていく中で顧客が行動変容していく様が見えてきて、シナリオを描けるようになります。まさにサービスは顧客と一緒に創っていくものですね!
 
●顧客がどのプロセスで何を気づき学ぶか?
●各プロセスで行動継続を阻むものは何か?
●どのような気づきが行動ドライバになるか?
●何にハマるか?
 
などが見えてくると実効性あるタッチポイントのデザインが可能になります。
 
顧客に学習で気づき学んでもらい自分ゴトとして課題解決活動をしながら自己効力感と成果を手に入れてもらうのがヘルスケアサービスのダイナミクスです。
 
気づきの流れから大きく外れないような介入や想定される課題解決の支援が加わりこの朝晩体重計測ダイエットはさらに進化していきます。
 
「サービスデザインとは顧客学習デザインである」と言っても過言ではないのでは!?と考えています。
 
このテーマ一緒に考えていきませんか?
ご興味ある方是非、ご一報を!!!
 
 
●問い合わせ
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「サービスの売り方の変化」
 
実はサービスを売り込む時代から選ばれる関係づくりへとシフトしています。
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <8クリップ>
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[1]トーンモバイル、シニア世代向けサービスを強化
https://tone.ne.jp/press/20171122.html
“奇跡の研究”「中之条メソッド」を活用した利用者の健康的な生活や、アクティブなスマホライフをサポートする新機能を追加。(2017/11/22)
 
[2]高橋書店、「働き方改革」に取り組む企業に勤めるビジネスパーソンの約8割が業務効率化・生産性向上のために「紙の手帳」を活用【PDF】
http://www.takahashishoten.co.jp/wp/wp-content/uploads/2017/10/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%9B%B8%E5%BA%97_%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%80%90FIX%E3%80%91.pdf
http://www.takahashishoten.co.jp/
「働き方改革」(長時間労働の改善)のためには、「紙の手帳」とデジタルツールの併用が有効であることがわかった。(2017/11/22)
 
[3]FiNC、働き方改革の新たな指標「FiNCウェルネスサーベイ」新機能を追加
https://company.finc.com/news/9404
個人結果が見られるようになるなどの機能を追加。より速く、正確に従業員の健康状態および健康リスクを分析することが可能に。(2017/11/24)
 
[4]日経ビジネスオンラインより、全世代に忍び寄る「健康格差」の厳しい現実
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/112400761/
新書「健康格差 あなたの寿命は社会が決める」。「低所得者の死亡率は高所得者の3倍高い」といった驚きの格差について伝えるとともに、健康寿命を伸ばすための自治体の取り組みなどについて紹介する。(2017/11/27)
 
[5]Apple Watchなど心拍計のあるウェアラブルは高血圧症や睡眠時無呼吸を正確に検出する
http://mhealthwatch.jp/global/news20171121-4
Cardiogramとカリフォルニア大学サンフランシスコ校の調査によると、Apple WatchやFitbitなどのウェアラブルには、高血圧症(過緊張)など、一般的によくある危険な状態を正確に検知できる能力があることが分かった。(2017/11/22)
 
[6]下着に貼り付けて使えるフィットネストラッカーが登場-充電不要、洗濯も可能
http://mhealthwatch.jp/global/news20171124-2
「Spire Health Tag」は、下着やパジャマといった肌に直に着る衣類に貼り付けたまま使用するウェアラブルヘルストラッカー。(2017/11/24)
 
[7]抱えるだけで安眠へと導くピローロボット『Somnox』
http://mhealthwatch.jp/global/news20171128-2
「Somnox」は、76デジベルスピーカーをはじめ、動き・呼吸検出機能、ソフトコントロールパネルを実装。プレオーダー価格は449ドルから。(2017/11/28)
 
[8]mHealthWatch注目ニュース:AppleはEHR市場に参入するのか?
http://mhealthwatch.jp/global/news20171204
Appleが特許を取得したものは電子心電図(ECG)が計測できるもの。今回ポイントとなるのは「“感情の状態”“他の身体状況”“体脂肪”や“血圧”のような健康データを示唆する皮膚の電流反応」などの複数の計測が一度にできること。(2017/12/04)
 
 
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