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2018.04.17号 [海外事例にみる企画ヒント編]食品ベンチャーの注目企業

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[海外事例にみる企画ヒント編]2018年4月17日号
 
   ≫≫≫Author:脇本和洋
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こんにちは。脇本和洋です。
 
先日、米国の健康分野の投資情報を発信している「CB INSIGHTS」が、「12 Food Trends To Watch In 2018(2018年の食品トレンド)」というレポートを発刊しました。
 
その中には、数多くの健康に関わる食品ベンチャーが紹介されているとともに、近年、kelloggs、Campbells、General Millsなどの大手食品企業が、自ら投資ファンドを立ち上げ、ベンチャー企業への積極投資を進めていることが記載されています。
 
そこで、今回は本レポートにも紹介されている企業を含め、いくつかの注目の食品ベンチャーを紹介します。
 
参考>12 Food Trends To Watch In 2018(CB INSIGHTS)
https://www.cbinsights.com/research/report/top-food-trends-2018/
 
 
 
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【1】NEWS
---お知らせ&セミナーご案内等
 
【2】特集:海外事例にみる企画ヒント編
---「食品ベンチャーの注目企業」
 
【3】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「チーム価値観」
 
【4】今週の注目デジクリップ!
---国内 オンライン診療の算定要件 など、9本
 
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【1】NEWS
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---【キーパーソンに聞く】更新しました!
 
「What'sソーシャルフィットネス? その可能性について!」
 
日本ポールウォーキング協会 特別顧問
一般財団法人健康医療産業機構 ソーシャルフィットネスマーケティングマネージャー
杉浦 伸郎 氏
http://www.healthbizwatch.com/project_note/keyperson/socialfitness.html
 
 
 
---【第3回 ウェルネスフードジャパン】
 
「ウェルネスベンチャーサミット」エントリー企業大募集!
開催日:2018年7月25日-27日
 
第3回ウェルネスフードジャパンでは、ウェルネス領域のベンチャーの起業支援やインキュベーションを目的に「ウェルネスベンチャーサミット」を開催します。
 
詳細とエントリーはこちらから!
https://www.nihon-kenko.jp/index.php/entry_bentyasamitto/index
 
 
 
---【UBMジャパン主催:ヘルスケアIT 2018】
 
< 今 週 開 催 >
国内最大級のヘルスケア×ITをテーマとしたイベント
開催日:2018年4月18日(水)-4月20日(金)
http://www.healthcarejapan.com/
 
セミナープログラム(全講演無料)
https://ubmjapan-group.com/healthcarejapan/seminar/
 
講演をご聴講されるには来場事前登録が必要になります
https://ubmjapan-group.com/healthcarejapan/visitor/
 
 
 
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【2】特集:海外事例にみる企画ヒント編
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<テーマ>食品ベンチャーの注目企業
 
 
【今回の紹介事例】
 
1.Daily Harvest
2.Hungry Root
3.Try The World
4.Impossible Foods(参考)
5.これからの食品開発で必要なこと
 
 
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1.Daily Harvest:スムージー用の新鮮な食材を冷凍でデリバリー
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・企業名:Daily Harvest
https://www.daily-harvest.com/
 
・資金調達:43億円(2018年4月までの累計)
 
・概要
 
小さな子供を育てながら働くレイチェル・ドローリーさんが2015年に起業した、スムージー用冷凍食材の通販会社。
 
まず、冷凍食材というと「生鮮に比べて栄養価が低い」「調理法まではあまり示さない」「食べるシーンまで考えていない」ということがありますが、同社(彼女)はそこに着目しました。
 
収穫直後から数時間以内に冷凍処理をすれば、収穫から3日以上たった食材よりも栄養価がはるかに高く、新鮮さを保持できることがわかり、「新鮮な」冷凍食材で栄養価の高いスムージーを提供することにしました。
 
また、スムージー用冷凍食材はミルクなどを加えてミキサーで作るというおいしさを感じやすい調理法までを考え、さらに「おしゃれでかわいい紙容器」も同梱しています。
 
このように「冷凍食材」の、当たりと思われている「不満」に着目して、魅力的価値を作っています。
 
 
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2.Hungry Root:栄養豊富なインスタント食品
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・企業名:Hungry Root
https://www.hungryroot.com/
 
・資金調達:35億円(2018年4月までの累計)
 
・概要
 
同社はトランス脂肪ではなく良質の脂肪のみを使用し、ビタミン、食物繊維、良質の炭水化物を豊富に取り入れた健康重視のインスタント食品通販企業。メニューはリゾット、サラダ、ヌードル、パンケーキなどで、ガスコンロや電子レンジで10分以内に調理できるインスタント食品となっています。
 
従来のインスタント食品は、手軽だけど栄養価が低く、化学調味料などがたくさん入っていて体に悪いと考えられています。しかし同社はそこに着目点を置きました。そして「体に良い食材だけを使う」ことと、「体に悪い成分をなくす」というインスタント食品のイメージと真逆の食品開発を行いました。
 
このようにして、「手軽に調理できるインスタント食品なのに、カラダに安心で栄養豊富」という魅力的な価値の創造にたどり着いたのです。
 
 
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3.Try The World:世界中の食材を届けるサブスクリプションサービス
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・企業名:Try The World
https://www.trytheworld.com/
 
・資金調達:6億円(2018年4月までの累計)
 
・概要
 
世界中の食材を定期的に送り届けるサブスクリプションサービス企業。
登録すると、特定の国や地域の小規模生産者が作ったオーガニック食材など(缶詰や乾物類)が7-8点と、その食材の解説とレシピが箱に入れられて毎月届きます。
 
こうした海外の小規模生産者による特産品は、そもそも情報も少なく生産量も限られるので、現地に行かないとなかなか購入できないのが現実ですが、同社はそこに着眼しました。
 
「自宅にいながら、安心して食べられる海外の食材を楽しめる」という価値を考え出しました。
 
 
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4.Impossible Foods:植物由来の食材で作った代替肉ハンバーガーチェーン
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・企業名:Impossible Foods
https://impossiblefoods.com/
 
・資金調達:388億円(2018年4月までの累計)
 
・概要
 
この事例は食品企業ではなく外食チェーンとなりますが、独自の食品が大きな特徴となっているので紹介します。
 
Impossible Foods は、2011年に設立されたプラントベース(植物ベース)のハンバーガーチェーン店。2018年3月時点で全米で900店舗以上展開し、拡大を続けています。
 
ハンバーガーは一般的に高カロリーな食品ですが、同社はそこに注目し低カロリーのハンバーガーを作るという発想を持ちました。そのために「肉を肉の風味にしているものは何か」というところから研究し、低カロリー(220キロカロリー)で肉の風味、食感を再現した「植物肉ハンバーガー」の開発に成功したのです。
 
このように、「普通のハンバーガーのように肉のおいしさを味わいつつ、低カロリーで健康的」という魅力的な価値を創造しました。
 
 
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5.これからの食品開発で必要なこと
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今回紹介したベンチャー企業に共通することは、「当たり前すぎて見過ごしている不満」に着目し、それを逆転させ「魅力的価値」を創造している点です。
 
原料や製造プロセスの特徴だけで勝負することが難しくなっている現在、「魅力的な価値づくり」ができているベンチャーは、多くの資金を調達できているといえます。
 
これからの食品開発(健康サービス全般も含む)においてはまず、このような魅力的価値とは何か?を検討することがスタートになると思います。
 
 
【脇本和洋】
 
 
 
●第3回 ウェルネスフードジャパン
「ウェルネスベンチャーサミット」エントリー企業大募集!!
 
2018年7月25日から27日に開催する「第3回 ウェルネスフードジャパン」では、ウェルネス領域のベンチャーの起業支援やインキュベーションを目的に「ウェルネスベンチャーサミット」を開催します。
 
出展企業280社、来場者数は5万5千人を見込む「ウェルネスフードジャパン」。
 
スポルツは、昨年から「ウェルネスフードジャパン」でのセミナーの企画、運営に協力しており、今年は「ウェルネスベンチャーサミット」のコーディネートも協力します。
 
今回募集するエントリー企業には、「ウェルネスベンチャーサミット」でのプレゼンテーション(1社約10分)とパネルディスカッションを通して、多くの企業との接点作りに活用いただけます。
 
「ウェルネスベンチャーサミット」を自社のアピールの場に活用したい企業は、ご応募ください。「ウェルネスベンチャーサミット」の詳細とエントリーはこちらから!!
 
https://www.nihon-kenko.jp/index.php/entry_bentyasamitto/index
 
 
 
●「価値創造に力を入れた企画サポート」
 
「魅力的な価値の創造」というステップ含め、新商品サービスの企画支援をしています。概要をまとめていますので、是非ご覧ください。
 
http://hbw-store.com/service/kikaku1606.html
 
 
 
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【3】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「チーム価値観」
 
チーム運営には価値観の共有が重要です。Beingが共有できていればチームはドライブしていきます!
 
 
 
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【4】今週の注目デジクリップ! <9クリップ>
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[1]東急スポーツオアシス、Google Homeを使用しての音声だけでトレーニングやストレッチができる新サービスの提供を開始
http://www.sportsoasis.co.jp/co/news/info/det621.html
オリジナルアプリ「WEBGYM」のサービスを、Googleアシスタントに対応し、Google Homeユーザーの健康サポートを開始。「OK Google, WEBGYMにつないで」と声をかけるだけで、Google Homeで筋力トレーニングやストレッチのコンテンツを利用可能。(2018/04/05)
 
[2]KDDIグループ、スポーツマッチングサービス「Now Do (ナウ ドゥ)」への参画
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/04/05/3060.html
「Now Do」は、スポーツ選手の育成だけでなく、現役を引退したスポーツ選手の新たなサービスチャンスの創出を目的とし、ユーザー側のニーズとトレーナー、施設側が抱える課題を解決することで、国内のスポーツ振興の発展に寄与できる共創型のマッチングサービス。(2018/04/05)
 
[3]NEC、生体情報から従業員の長期ストレスの増加を早期発見可能な技術を開発
https://jpn.nec.com/press/201804/20180406_02.html
本技術は、心理学の知見から新たに見出した生体情報の特徴を用いて、段階別に高精度な長期ストレスの推定を可能にする。これにより高ストレスの兆候を含めて把握することで「高ストレスになることを未然に防ぐ」ことを実現。(2018/04/06)
 
[4]RIZAP、RIZAPのボディメイクを実践したお客様が累計10万人を突破
https://www.rizapgroup.com/news/press-releases/20180406-01/
今後、RIZAPは累計10万人のビッグデータおよびAI技術などの先端技術の活用により、新しい分野への挑戦を進め、これまでのパーソナルトレーニングジム中心の事業から新たなフェーズへの進化を目指す。(2018/04/06)
 
[5]KDDI、「働き方変革」に関する実証実験を実施
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/04/09/3072.html
メガネ型ウェアラブルデバイスJINS MEME(ジンズ・ミーム)を活用し、働く時間ではなく、質の高い時間を生み出す仕事環境を検証。(2018/04/09)
 
[6]日本水産、ニッスイの健康経営の取組ー社員の健康維持・増進を最重要課題にー
http://www.nissui.co.jp/news/20180410.html
「健康経営宣言」のもと取り組みを開始、その結果、日本政策投資銀行の「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」で最高ランクの格付を獲得、これに基づく融資を受けた。これは水産業界では初。(2018/04/10)
 
[7]金沢工業大学、[世界初]甘酒を飲んで便通改善、コレステロール低減、肥満抑制。応用バイオ学科尾関研究室が企業との共同研究で学術的に初めて実証
http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2018/0406_amazake.html
尾関教授の研究グループは米に含まれるタンパク質のうち、10%-15%程度を占める「プロラミン」に着目。研究グループでは今後、プロラミンを高含有する甘酒製法の開発を行う考え。(2018/04/11)
 
[8]デロイトトーマツ、最新動向/市場予測:2018年 グローバルにおけるヘルスケア業界の展望ースマートヘルスケアへの進化ー
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/life-sciences-and-healthcare/articles/hc/healthcareoutlook.html
21世紀のヘルスケア業界のキーワードとして「質」「アウトカム」「価値」があげられる。世界中のヘルスケア業界に関係するステークホルダーに対して、これらのキーワードを包含したスマートヘルスケアの実現が求められている。
 
[9]mHealthWatch注目ニュース:議論百出、オンライン診療の算定要件
http://mhealthwatch.jp/japan/news20180416
日本でのオンライン診療に対する報酬の新設はまだ始まったばかりなので、まだまだ患者のためということではなく、制度として立ち上がったという状況。しかし、今回の点数化によってICTを活用したオンライン診療のスピードは加速されると思われる。(2018/04/16)
 
 
 
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