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[ヘルスコーチングの視線編]2019年2月26日号
   ≫≫≫Author:里見 将史
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こんにちは、里見です。
 
前回の[ヘルスコーチングの視線編]では、「フィードバック」の基本ついてお話しました。
 
また先週のメルマガ[海外事例にみる企画ヒント編]で、米国におけるAIを活用したヘルスコーチングサービスをご紹介しました。
 
そこで、今号では前回お話した「フィードバック」の基本をベースにしたヘルスコーチングの「AI」との組み合わせや、「システム化」「仕組み化」の具体的な方法について解説したいと思います。
 
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
---ヘルスコーチングの可能性を探る:「フィードバック」に「AI」の活用
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「Well-beingと身体活動」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 セルフヘルスケア市場、海外 FDAの新ガイダンスなど、7本
 
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
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<テーマ>
ヘルスコーチングの可能性を探る:「フィードバック」に「AI」の活用
 
 
「フィードバック」とは、自分を映す「鏡」のようなものだと、前回お伝えしました。
 
この「自分を映す鏡」という「フィードバック」の基本を押さえた上で、対象者の状況をしっかりと把握することはもちろん、対象者の「感情」を理解してアプローチすることが必要なのです。
 
ヘルスコーチングでは、対象者に自ら「気づき」を得てもらうことで、次の行動につなげ、行動の継続そして最終的には定着化、習慣化に働きかけていきます。
 
「フィードバック」も対象者自らの「気づき」につながるためのアプローチの一つなのです。
 
 
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タイムリーな「フィードバック」を助ける仕組み、AIの活用
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オンラインのヘルスコーチングのサービスでは、対象者の状況を把握するために定期的な「振り返り」の機会以外に、対象者の日々の記録やデータなど、「フィードバック」を行える機会、タッチポイントがサービス設計次第でいくつも設定可能になります。
 
対象者の日々の記録やデータがオンラインで送られてくるタイミングでは、基本的に対象者の能動的なアクションが伴っているケースが多いものです。
 
しかし、その対象者の能動的なアクションのたびに「フィードバック」を行うと、機械的に見えてしまうこともあります。そのため、よほどの工夫や変化したコメントをしない限り、効果的な「フィードバック」にはなっていきません。
対象者からは「いつものコメント」程度にしか映らなくなってしまうのです。
 
しかし、日々の記録、データのトレンドの変化が出現したタイミングや、サービス設計で予め設定したイベント的なタイミングのみ「フィードバック」を行うことであれば、対象者が気づいていない点や新たな発見につながります。
 
その際の「フィードバック」では、対象者の能動的なアクションに対してタイムリーに反応することがポイントになってきます。
 
このタイムリーな「フィードバック」の部分を仕組み化してAIを活用し、簡単な「フィードバック」のみを行うことは可能なのです。
 
しかし、この時のAIによる「フィードバック」は、あくまでもトレンドの変化や成果を直感的に伝える程度のレベルであって、AIによる双方向のコミュニケーションではありません。
 
「タイムリー」に「鏡」のように伝える「フィードバック」の役割です。
 
そして、その後ヘルスコーチが行う振り返りの機会などを通じて、AIによる「タイムリーなフィードバック」に触れたり、盛り込んでフィードバックするなど、AIとの連動性が必要になってきます。
 
 
AIからのフィードバックだけで完結させるのではなく、ヘルスコーチからのフィードバックで連動させることが、AIと連携する一つのアプローチ方法だと思います。
 
このように対象者への直接的な「フィードバック」でも、タイムリーな「フィードバック」のケースでは、内容や表現次第ではAIの活用、連動は可能です。
 
 
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ヘルスコーチをサポートするためのAIの機械学習機能
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「フィードバック」におけるAIとの組み合わせの可能性として、ヘルスコーチをサポートする、効率化するための活用があります。
 
ヘルスコーチをサポートするためのAIの機械学習機能のポイント
例)
・対象者のタイプを理解した上での反応のサポート
・対象者の取り組み状況、進捗状況に応じた反応をサポート
・対象者へのパーソナライズな選択支援のための提示内容のサポート
・対象者の取り組み状況から先を予測した上での反応をサポート
 
上記のようなポイントでAIの機械学習機能がヘルスコーチを強力にサポートしてくれると考えています。
もともと上記のようなポイントでのヘルスコーチングでは、ヘルスコーチ自身が情報を把握したり、経験則の中から判断することが必要なケースで、仕組み化されていない場合にはヘルスコーチそれぞれの「力量」に頼らざるを得ない部分になります。
 
もちろん、オンラインのヘルスコーチングのサービスでは、コミュニケーションのプロセスに上記のようなことをルール化し、チェックポイントごとにヘルスコーチが対応することはもちろん可能です。
 
しかし、上記の視点で対象者の状況を一つ一つ確認して把握するには、それなりの時間はもちろん経験も必要になってきます。
 
そこで、これらの対象者の状況一つ一つの情報を分析してアプローチの方向性を見つけ出す「作業」「工程」の部分に、AIの機械学習機能を活用することでヘルスコーチをサポートする、作業を効率化する、そしてサービス品質を一定に保つことに役立てられます。
 
この「作業」の部分をAIの機械学習機能を活用したり「仕組み化」することで、ヘルスコーチは、対象者への「フィードバック」に集中することができるのです。
 
AIがヘルスコーチの代わりをしてくれる領域は次第に増していくと思われます。
そのため、ヘルスコーチ「人」が求められる部分と「AI」「システム」が可能な領域を見極めて、効率化を図ることが、今後のオンラインのヘルスコーチングが進化していく姿だと、我々は考えております。
 
今回はヘルスコーチングの要素の1つ「フィードバック」にフォーカスして「AI」との組み合わせや「システム化」「仕組み化」の具体的な方法について解説しました。
ヘルスコーチングの要素は、まだまだたくさんあります。
その要素ごとそれぞれに合わせた「AI」との組み合わせや「システム化」「仕組み化」がありますので、今後お伝えしていきたいと思います。
ご期待ください。
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「Well-beingと身体活動」
 
Well-beingと身体活動の総量との関係は強い相関があります。つまり幸せな人は動いているということです。
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <7クリップ>
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[1]インテージ、実は巨大な「セルフヘルスケア」市場、2大トレンドとは?ー最新「健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート」から2
日本のセルフヘルスケア市場をヘルスベネフィット別に見ると「健康維持/増進(2兆1,229億円)」「美肌・肌ケア(1兆4,852億円)」「栄養の補給・栄養バランス(1兆4,451億円)」市場が1兆円を超えており、ニーズが特に大きい市場であることがわかる。(2019/02/13)
 
[2]加工食品の食べすぎを防ぐ、コンビニ決済連動型ダイエットアプリ(ASCII.jpより)【PDF】
高校生向けの起業家教育プログラム「学びと社会の連携促進事業(起業家教育)」が、2018年6月より全国10ヵ所で実施された。全国大会への進出が決定したチームの取り組みを前後編にて紹介する。(2019/02/13)
 
[3]NEC、商品の香りを体験しながら仮想店舗内でのネットショッピングを想定した世界初のVRシステムを開発
本システムは、ベンチャー企業であるVAQSO Inc.のVRから香りを発生させる技術を活用し、仮想店舗内で商品に近づくと、VRヘッドセットに取り付けられたデバイスから商品の香りが発生し、自宅にいながら嗅覚も合わせた臨場感ある買い物体験ができる。(2019/02/14)
 
[4]雪印メグミルク、「Dole(R) Handy Charge Berry Mix」「Dole(R) Handy Charge Lemon Mix」新発売【PDF】
「Dole(R) Handy Charge」シリーズは、パソコン作業が多いオフィスワーカーをターゲットとした果汁100%の機能性表示食品。オフィスワーカーの様々なシーンに寄り添い、おいしさと機能で応援する。(2019/02/14)
 
[5]厚生労働省、「女性の健康週間」(3/1-3/8)の3月3日に“女性の健康”を考えるイベントを開催
国及び地方公共団体、関係団体等社会全体が一体となって、各種の啓発事業及び行事等を展開することで、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援する。(2019/02/18)
 
[6]FDAの新しいガイダンス、デジタルが組み合わされた製品の申請が困難になる可能性
FDA(米国食品医薬品局)は、併用製品の市場導入前審査に関する新たなガイダンスを発表した。医薬品、生物学、デバイス製品という複数のカテゴリーにまたがる要素が混ざった製品が対象となる。(2019/02/18)
 
[7]『mHealth Watch』注目ニュース:はるやま商事、『活動量計ポケット付き i-Shirt』新登場
ヘルスケア領域のモノ(商品)とサービスは、継続して使ってもらうことがポイントで、モノ(商品)とサービスを提供する上で一番頭を悩ませるのがいかに「継続」して使ってもらえるかという視点です。(2019/02/25)
 
 
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