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2019.08.06号 [モバイルヘルス&アプリ動向編]法人向け健康プログラムに潜む"陥りやすい誤解"

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[モバイルヘルス&アプリ動向編]2019年8月6日号
   ≫≫≫Author:渡辺 武友
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モバイルヘルス担当の渡辺武友です。
 
従業員の健康課題解決のために、効果の高いと思われるものを選んで(提供して)いるが、もっとも取り組んでほしい対象者が参加しない。参加しても続かないことがよくおきます。
 
今回は提供者視点で“陥りやすい誤解”について整理していきます。
 
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【1】特集:モバイルヘルス&アプリ動向編
---「法人向け健康プログラムに潜む“陥りやすい誤解”」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「ブランド価値のシフト現象」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト、海外 女性の健康管理など、10本
 
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【1】特集:モバイルヘルス&アプリ動向編
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<テーマ>
法人向け健康プログラムに潜む“陥りやすい誤解”
 
 
今回は法人企業に向けて健康プログラムやサービスを提供したいと考えている方々に、よくある“誤解”を紹介します。
 
 
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健康ビジネスにおけるBtoB提供
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BtoBでビジネスをする場合、例えば社内システムを販売するとしましょう。
社内システムは業務で使うために導入されるので、
 
1)担当者が導入を判断する
2)利用するスタッフへ教育する
3)業務である以上、スタッフにとって使いにくいものでも工夫して使う
 
このような流れになります。
導入が決まればスタッフに選択の余地はなく、日々使うことになります。
 
健康ビジネスにおけるBtoB提供では、流れは同じでも「導入すればスタッフが必然的に使う」ことがありません。
なぜなら、健康プログラムの多くは“業務時間外の利用”が求められるためです。
 
食事記録をするものなら、朝昼夜と勤務時間外(昼休み中など)ですし、当然週末に健康行動を休むのもおかしな話しになります。
 
歩数記録をベースにしたプログラムでも同じことがいえます。
営業で業務中に歩く人もいますが、オフィスや工場勤務では行き帰りの時間(勤務時間外)に活動することになります。
 
BtoB提供とはいえ、強制が働きにくいのが健康ビジネスにおけるBtoB提供です。
 
米国では、良かれと思って従業員に提供したとしても「勤務時間外にも使うもののようですが勤務時間外手当はでるのですか?」と聞かれことがあるそうです。
日本ではそこまで露骨にならない分、“だまって使うのを止める”ということが起きてしまうのです。
 
提供されたスタッフが“余暇に自ら使いたいもの”になっていなければならないのが、健康ビジネスにおけるBtoB提供です。
 
 
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「効果が高い=取り組みやすい」サービスではない
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健康ビジネスを考えるとき「科学的にどれだけ効果的(痩せる、血糖値が下がるなど)か?」の視点で検討されることがあります。
 
もちろん間違っていません。
 
間違ってはいないのですが、それだけではまったく足りないのです。
何が足りないのでしょうか?
 
便利さ(アプリでいつでも気軽に記録できる)
 
これが思い浮かんだとしたらまだまだです!
 
アプリで記録できるのは今や当たり前のことで、特に便利だと思ってもらえることも少なくなっています。
むしろ“アプリを開くのが面倒くさい”と思われてしまうこともあるので、不便に思われない工夫が求められます。
 
健康効果以上に大切なのは、「何を得るためにやるのか?」といった、その健康行動の先にある価値です。
 
価値とは、お金を払ってでも
・取り去りたい痛みの解消
・得たい姿(フルマラソンが完走できる体力が付く、心地よい睡眠を得る、痩せてモテるようになる、などなど)を手に入れる
 
痩せる、血糖値が下がるなどは、価値を得るための手段の1つなのです。
価値に魅力を持ってもらえないと、従業員が自ら余暇を使って行動してもらえません。
 
ここまで書いたことでわかったと思いますが、従業員に対する価値と企業担当者が求める価値は違うということです。
これを一緒くたにしてしまう“誤解”がよく起きます。
 
 
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“誤解”を取り除くとBtoB向け健康ビジネスが見えてくる
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今回は2つの“誤解”を紹介しました。
 
実はまだまだあります。
意外と根が深く、1年くらい携わったくらいでは気づけないことが多々あります。
 
法人企業に向けて健康プログラムやサービス提供を考えているなら、常に罠が仕込まれていると思って取り組むくらいが、あとでダメージが少なくなると思います!
 
 
●「なぜ法人向け健康ビジネスは儲からないのか?
本質を知り、儲かる健康ビジネスへシフトチェンジするために」
セミナー開催
 
このセミナーは、すでに法人向け健康ビジネスを行っている方の疑問に答えられるものになっています(もちろんこれからはじめる方も得るものは多いです)。
 
ビジネスである以上、やはり儲けたい!ですよね!?
健康ビジネスで儲けるために、現状を知り、何を考えていけばよいのか、ヒントを得られるものになります。
 
今年の後半戦に向けて、ぜひご活用ください。
 
 
---<セミナー>
1回1時間半の講義とディスカッション
 
価 格:1万円(税込み)/人
日 程:8月28日(水)、9月5日(木) 
    15:00開場、15:30スタート、17:00終了予定
会 場:スポルツ内(渋谷区神宮前6-18-3 RooMY生稲4F)
 
諸条件:
参加費は当日現金払いにてお願いします。
受付は先着順とさせていただきます。
すでに申し込みがあり残席わずかとなりますのでお早めにご検討ください。
 
※本セミナーは両日ともに満席となりました!お申込みいただきありがとうございます。
お問合せを多くいただいておりますので、別途追加日程を検討しております。
また決まりましたらお知らせいたします。
 
 
 
---<自社だけで話を聞きたい方向けセミナー>
自社のメンバーとしっかり共有したい場合もあると思います。
その場合は、同内容をプライベートセミナーとして提供も可能です。
 
価 格:5名まで一律5万円/10名まで一律10万円
(※遠方の場合、別途交通費をお願いします)
 
お申込みはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScqfzJ5Fx3VKFkg3URG0wNZBDdwxEvObRa28jHDsfXDWMjWyg/viewform?vc=0&c=0&w=1
 
※お申込み後、担当者より別途ご連絡致します。
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※上記セミナーへのお申込みはGoogleフォームを使っています。
Googleフォームを利用できない方は、お手数ですが下記お問い合わせページよりご連絡をお願い致します。
「お問合せ内容」に“セミナーについて”とお書きいただけば、こちらからご連絡させていただきます。
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「ブランド価値のシフト現象」
かつてのブランド支持はイメージの共有という副詞、形容詞的なことだったことからブランド支持の延長上にある行動という動詞的なシフトが起こっている。
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <10クリップ>
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[1]経済産業省、ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2020の開催が決定
https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190724001/20190724001.html?from=mj
開催日は2020年1月23日(木)。本コンテストにおいては「ビジネスコンテスト部門」と「アイデアコンテスト部門」を開催。両部門において、登壇企業、登壇者の募集を行う。応募締切2019年8月30日(金)正午。(2019/07/24)
 
[2]「ねむりの相談所」、寝具老舗の知見とスリープテックのコラボは睡眠不足記者を救うか(日経デジタルヘルスより)
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00623/00011/?ST=health
寝具メーカー西川が、これまで培った睡眠に関する知見とスリープテックを活用して提供するのが、2017年から展開する眠りのカウンセリングサービス「ねむりの相談所」。(2019/07/25)
 
[3]日本総研、JRIレビュー Vol.9,No.70[特集 実装段階に入った社会・経済のデジタル変革]デジタルで変容するヘルスケアビジネスとわが国の課題【PDF】
http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/11225.pdf
http://www.jri.co.jp/
デジタル変革の潮流がヘルスケアビジネスに与える影響、急拡大するアメリカのデジタルヘルスケアビジネス、デジタルヘルスケアの発展に向けたわが国の課題と方策について。(2019/07/26)
 
[4]ユーザーの「痛み」に対応したプログラムが、クラブを成長に導く KINESISを活用した機能改善プログラムで、「成果」を提供(Fitness Businessより)
https://www.fitnessclub.jp/business/news/technology/17294/
いみずスポーツクラブとテクノジムが共同で「KINESIS機能改善プログラム」を開発。テクノジムは、本プログラムでフィットネスクラブとお客さま双方の悩みを解決し、施設の売上アップをサポートしたいと考えている。(2019/07/26)
 
[5]オカムラ、働き方とオフィスの課題を明確にするオフィス診断サービス「ワークプレイス・ドック」を提供
http://www.okamura.co.jp/company/topics/office/2019/workplace-dock.php
ワークプレイス・ドックは、ウェブアンケート「O-SCORE」(無料)と、そのアンケート結果から明らかになったオフィスと組織の問題点をタイプ別に詳しく診断・分析する「4タイプの診断」(有料)をパッケージ化したサービス。(2019/07/29)
 
[6]RIZAP、RIZAPウェルネスプログラム導入企業が1,000社を突破
https://www.rizapgroup.com/news/information/20190729-01/
RIZAPウェルネスプログラムではRIZAPトレーナーが企業に出張し、生活習慣の整え方や太りにくい食事法、自宅でできるトレーニングを指導することで、従業員の皆様の健康増進をサポート。(2019/07/29)
 
[7]カーブスジャパン、血管ダメージ防止策を調査発表 夏バテしやすい人は毛細血管の劣化が進んでいる可能性あり(Fitness Businessより)
https://www.fitnessclub.jp/business/news/healthcare-wellness/17362/
毛細血管の劣化度と夏バテの関係について20代-60代男女を対象に調査。男性の52.2%、女性の72.4%が毛細血管の劣化度「中・高レベル」と、男女とも半数以上が複数の症状を感じていることが分かったという。(2019/07/29)
 
[8]Withings、新たなBPモニターで健康機器のラインを拡大
http://mhealthwatch.jp/global/news20190724
Withingsは、EKGを計測する追加機能を備えた最新バージョンの血圧計にて医療分野への進出を強化している。(2019/07/24)
 
[9]女性の健康管理:フェムテックに5つのユニークな取り組み
http://mhealthwatch.jp/global/news20190725
フェムテック製品に毎年1,800億ユーロが費やされているが、投資は主に女性の医療問題の治療とは対照的に、不妊と繁殖に焦点を当ててきた。今回は女性の健康管理のための5つの有望なツールを紹介する。(2019/07/25)
 
[10]『mHealth Watch』注目ニュース:『ルナルナ』不妊治療サポートコースが本格始動
http://mhealthwatch.jp/japan/news20190805
今回注目する『ルナルナ』は、昨年の6月に1,200万DLを達成し、現在では1,300万DLも突破しているモバイルのヘルスケアサービス全体を通して、成功事例として常に注目を集めているアプリの1つです。(2019/08/05)
 
 
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