HBW 2017~

2019.09.24号 [ヘルスコーチングの視線編]ヘルスコーチングの可能性を探る:行動の定着化、習慣化には障害やハードルはつきもの

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ヘルスコーチングの視線編]2019年9月24日号
   ≫≫≫Author:里見 将史
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは、里見です。
 
ヘルスコーチングでは、「ゴール・達成イメージ」に向けて「具体的な行動(アクション)」に常に意識を向け取り組むことに寄り添っていきます。
 
そのため、「ゴール」と「行動」を明確に切り分けてアプローチします。
 
しかし、行動の定着化、習慣化への道のりは、平坦ではなくたくさんの障害やハードルがつきものです。
 
そこで今回は、障害やハードルに対するヘルスコーチングのアプローチを紹介したいと思います。
 
■□■□■□■ I N D E X ■□■□■□■
 
【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
---「ヘルスコーチングの可能性を探る:行動の定着化、習慣化には障害やハードルはつきもの」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「デジタル化の魅力(4)」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 クオリティエイジング、海外 Nike新スニーカーなど、10本
 
─────────────────────
 
 
◆◇◆---------
【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
◆◇◆---------
 
<テーマ>
ヘルスコーチングの可能性を探る:行動の定着化、習慣化には障害やハードルはつきもの
 
-----------------------------------
1、障害、ハードルを認識する
-----------------------------------
 
ゴールを達成した先にいる自分の具体的なイメージこそが、行動の原動力になり、モチベーションの維持や取り組みや行動の加速に影響します。
 
そのため、ワクワクするようなゴール設定やそのワクワクした気持ちで達成した先のイメージを常に持ち続けるような仕掛け、アプローチが重要だということを前回のこの[ヘルスコーチングの視線編]でお伝えしました。
 
ヘルスコーチングでは、「ゴール・達成イメージ」の設定と「具体的な行動(アクション)」の選択が、スタートする前に対象者自ら行う作業の第一歩です。
 
この「ゴール・達成イメージ」と「具体的な行動(アクション)」とあわせて、スタート時にイメージをしっかりと持っていたほうが良い要素があります。
 
それは、「ゴール・達成イメージ」に向けて「具体的な行動(アクション)」に取り組む際に、対象者自身の生活の中で気になる点、立ちはだかるであろう障害やハードルをしっかりと認識しておくことです。
 
「具体的な行動(アクション)」は、対象者自身の生活の中に新たに組み込む作業なので、対象者自身にとって「変化」という位置づけになります。
 
この「変化」に出くわした時に、事前にイメージ出来ているかどうかでは、「具体的な行動(アクション)」への対処が異なってくるのです。
 
そのため、スタートする際に「ゴール・達成イメージ」に向けて「具体的な行動(アクション)」に取り組むプロセスで、出会うであろう「障害」や「ハードル」や気がかりなこと不安なことをしっかりイメージしておくことも事前準備として必要なのです。
 
 
-----------------------------------
2、認識してその回避策も事前にイメージしておくことが必要
-----------------------------------
 
「障害」や「ハードル」を認識してイメージしておくことに連動して、「障害」や「ハードル」に出会った際の具体的な回避策までイメージしておくことも重要です。
 
例えば、一般的に設定されることが多い「一駅前で降りて歩いて会社に向かう」という行動に対するハードルとして考えられるのが「雨」だったり「寒さ」だったりします。
 
もし、雨が降ったら「一駅前で降りて歩いて会社に向かう」という行動はお休みにするといった感じで、対象者自身で明確にルール化していればOKなのですが、ルール化せずに「雨が降ったから今日はパス」ということにしてしまうと、習慣化、定着化に向きづらくなってしまうのです。
 
そのため、「一駅前で降りて歩いて会社に向かう」という行動に対して「雨」が降ったら「会社ではエレベーターは使わない」とか「駅ではエスカレターではなく階段にする」など、明確な対処方法を決めておくこともポイントになってくるのです。
 
また、障害やハードルとして多くの方がイメージするのが、「仕事が多忙になる」「飲み会が重なる」などもあります。
このような障害やハードルであっても、選択した行動、取り組みへの対処方法を事前にイメージしておく、ルール化しておくことが、まずは重要なのです。
 
いざ、取り組む段階で障害やハードルに直面した時に、事前にイメージした対処方法では乗り越えられないケースも発生してきます。
 
しかし、イメージした対処方法にトライしてみることがまずは重要で、またその対処方法では乗り越えられない、別のアプローチが必要だと自ら「気づく」こともポイントなのです。
 
 
-----------------------------------
3、平坦ではない行動の定着化、習慣化への道のり
-----------------------------------
 
ヘルスコーチングでは「ゴール・達成イメージ」、そして達成イメージを手に入れるための「具体的な行動(アクション)」は、対象者が自ら決定して取り組むことが基本的なスタンスなのです。
 
しかし、対象者が自ら選択して取り組む行動であっても、取り組む途中で継続できないケースが発生したりすることは多々あります。
 
やはり、対象者のライフスタイルはそれぞれ異なります。
また生活習慣を変えたり生活の中に健康行動を新たに追加するプロセスでは、様々なハードル、障害が立ちはだかることは通常のことで、スムーズにいかないものなのです。
 
また、対象者自身に「ゴール・達成イメージ」を手に入れたいという強い気持ちがあったとしても、具体的に生活習慣を変えたり生活の中に健康行動を追加して取り組む過程では、取り組む前の生活、ライフスタイルのほうが心地良いといった、新しい変化に対する拒否反応や抵抗勢力が生まれ、現状維持バイアスが強まり、易きに流れるといったことで、もとの生活習慣に後戻りするケースも発生します。
 
そんな時には、ヘルスコーチングのアプローチでは、取り組む途中で継続できないケースが発生した場合、継続に向けて「やること(行動)」を修正したり、変更することが、そもそも前提になっています。
 
我慢して乗り越えるといったアプローチでは、そもそも行動の定着化、習慣化には向きづらいのものなのです。
 
 
-----------------------------------
4、「出来ない行動」にも目を向ける
-----------------------------------
 
ヘルスコーチングでは、具体的な行動に目を向けて継続的にサポートしていきますが、その中で、「出来る行動」「出来ない行動」がハッキリ見えてきます。
 
通常、出来ない行動(マイナス面)に意識が向かってしまいがちですが、出来ていること(プラス面)に目を向けて早めに見つけ、その出来ている部分をより習慣化、定着化に向けて工夫していくことが大切です。
 
しかし、「出来ている行動」にフォーカスして習慣化、定着化に向かうプロセスでは、「出来ない行動」に対して立ちはだかっている障害やハードルが何なのかを認識することも大切な作業でもあります。
 
そのため、「出来る行動」「出来ない行動」の違いや自身の取り組みをしっかりと把握する、棚卸ししてみるアプローチも必要になってきます。
 
「出来る行動」の習慣化、定着化に向けて、「出来ない行動」にも目向けるアプローチも効果的に活用して、対象者自身の気づきや選択をサポートしていくのです。
 
 
今回お話した行動、取り組みに向けた障害やハードルを認識することなど、ヘルスコーチングには多くのアプローチの要素があります。
 
そのヘルスコーチングの要素を含めたキーワードを毎日メールで解説する「『ヘルスコーチング』早わかりガイド」を準備しております。
 
この「『ヘルスコーチング』早わかりガイド」は、「ヘルスコーチング」をみなさまに広く知っていただくため、ヘルスコーチングの特長的なキーワードだけを抽出し、簡単に解説したステップメールです。
 
もちろん、無料でご提供しておりますので、ご興味ある方は、以下より『ヘルスコーチング』早わかりガイド」希望とご連絡ください。
 
【『ヘルスコーチング』早わかりガイド】
 
お申込みはこちら
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
◆◇◆---------
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
◆◇◆---------
 
≫≫≫「デジタル化の魅力(4)」
 
connectivity(コネクティビティ)というデジタルによる相互接続性が生む顧客同士のコミュニティ創出が新しいビジネス推進基盤となっていく。
 
 
 
◆◇◆---------
【3】今週の注目デジクリップ! <10クリップ>
◆◇◆---------
 
[1]「大腸がんや肺がんのAI診断が本格化」がん研究の専門家が明かす2025年のAI(日経デジタルヘルスより)
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00934/082600002/?ST=health
AIによって変革を起こしそうな分野として期待が高まる医療業界。まだ一般の医療現場ではAIの効果が見えてこないが、着々と各種実証は進んでいる。厚労省が実施した「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」の座長を務めた国立がん研究センターの間野博行氏に医療分野におけるAI活用の現実と今後の可能性を聞いた。(2019/09/11)
 
[2]ロート製薬、「ロートQualityAgingサロン」渋谷にオープン
https://www.rohto.co.jp/news/release/2019/0912_01/
クオリティエイジングを提案するコンセプトサロン。エイジングの悩みに「アイケア」「スキンケア」「インナーからのケア」の3つでアプローチ。独自開発のアイマッサージも導入。(2019/09/12)
 
[3]ウツワ、生理日予測から生理用品の購入まで完結。LINE連動型ECをilluminateがオープン(PR TIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048731.html
LINEアカウント上で「生理日予測」と、予測に基づいた「商品購入タイミングの提案」「生理用品の購入」までができるilluminateのオリジナルサービス。(2019/09/12)
 
[4]デサントジャパン・シャープ・ウィンゲート、手のひらを冷やすことで暑熱対策につながるグローブを「デサント」ブランドで新開発!
http://www.descente.co.jp/jp/press_releases/post-44371.html
今回開発するグローブは、シャープが開発した冷たすぎず快適な温度と言われる12℃を保つ蓄冷材をグローブ内に装着することで手のひらを冷やし、深部体温上昇の抑制を期待できる暑熱対策のアイテム。(2019/09/13)
 
[5]パナソニック、一人ひとりの最適に変化し続ける、多世代居住型健康スマートタウン「Suita SST」の構想を策定
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/09/jn190917-2/jn190917-2.html
パナソニック サスティナブル・スマートタウン第3弾。「Suitable Town for Fine Tomorrows」をコンセプトに異業種が相互に連携し、分野横断で様々な取組みを進めていくとともに、タウンデータを活用した新しいサービスづくりに挑戦していく。(2019/09/17)
 
[6]オレンジページくらし予報、全国の40代以上の女性を対象に「手指のトラブル」に関する調査を実施【PDF】
https://www.orangepage.net/attachments/uploads/top_informations/attachment/0000000266/20190913132834.pdf
https://www.orangepage.net/
調査対象者のうち3人に1人が「手指のトラブルを感じている/感じていたことがある」と回答。どのような症状に、どのような場面で困っているのかを、具体的に探った。(2019/09/17)
 
[7]ユーフォリアとNEC、アスリートのコンディション管理サービス分野での協業に向けて実証実験を実施
https://jpn.nec.com/press/201909/20190918_01.html
本取り組みでは、日本代表・プロチームを中心に30競技・300チーム以上の導入実績があるユーフォリアのスポーツ向けコンディション管理サービス「ONE TAP SPORTS」で培った知見と、NECのAI技術を活用したデータ分析により、パフォーマンス向上とケガの予防をサポートする仕組みを構築する。(2019/09/18)
 
[8]日経BP、クロスヘルス EXPO 2019を開催
https://expo.nikkeibp.co.jp/xhealth/
開催日は2019年10月9日(水)から11日(金)。クロスヘルス EXPO 2019は、「デジタルヘルスDAYS」「医療・介護マネジメント」「医療・介護IT」「ドラッグインフォメーション」の、4つのテーマ展で構成。
 
[9]「Hey Siri、靴ひもをきつく」に対応!Nikeが新スニーカー『Adapt Huarache』発売へ
http://mhealthwatch.jp/global/news20190911
『Adapt Huarache』を履いてエクササイズの途中でApple Watchに命じてひもをきつくしたり、帰宅して玄関先で腰を屈めることなくひもをゆるめたりということができる。(2019/09/11)
 
[10]『mHealth Watch』注目ニュース:ウーマンズラボ、医療・健康データのうち、計測&活用できているものTOP7
http://mhealthwatch.jp/japan/news20190924
今回注目するのは、生活者のデータの記録とそのデータの活用に関するニュースです。このニュースのデータはマクロミルが実施した調査結果ですが、注目すべきは「データの活用率」です。(2019/09/24)
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 
HBWメールマガジンご登録はこちら
一覧に戻る
トップに
戻る