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2019.11.05号 [健康サービス・デザイン編]Food-Techトレンド「ゴーストレストランからコミュニティへ」

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[健康サービス・デザイン編]2019年11月5日号
   ≫≫≫Author:大川 耕平
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こんにちは HealthBizWatch Authorの大川耕平です。
今回は、食から始まるコミュニティの例を紹介します。
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
---Food-Techトレンド「ゴーストレストランからコミュニティへ」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「正解主義の限界」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 スマートホスピタル、海外 Facebook初のヘルスケアツールなど、8本
 
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【1】特集:健康サービス・デザイン編
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<テーマ>Food-Techトレンド「ゴーストレストランからコミュニティへ」
 
食の世界は、ヘルスケアやウェルネスに直結すると同時に全人類が生きていくためにも欠くことのできない生活行動である領域です。
ここでのイノベーションは多くの消費者のライフスタイルへの強烈なインパクトを持ちます。
Food-Techのビジネスボリュームは世界で700兆円(出典:ITmedia)とも言われています。そこでどんなことが起こり始めているのでしょうか?今回は、最近小生が注目している動向を紹介させていただきます。
 
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●ゴーストレストラン
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店舗を持たないレストランを意味しています。店舗という不動産コストを負担せずに調理品質とデリバリー力で勝負していく業態のことです。
食をダイレクトに顧客に届けるというアプローチになります。
デリバリー中心の業態は今までも存在していました。宅配ピザなどはその代表例だと思われます。昨今起こっているこの領域でのポイントは、全くジャンルを問わない料理カテゴリーに拡大しているということです。
 
一等地にある広々としたレストランで食べるメニューは当然そこそこでの価格を覚悟させることになります。
一流シェフが提供する料理をゆっくり着席ではなく、立ったまま食べれば、味は同じだけど短時間で楽しめるというプロセス中抜きでヒットしたのが「俺のフレンチ」などの業態でした。
今までの常識的なプロセスを変えてしまうことによって新たな価値提案をするビジネスモデルです。
 
ICTによるデリバリー力の向上はゴーストレストランの可能性を後押しすると同時に、生活者にとっての食事のあり方の選択肢を広げるはずです。
最小限の設備で調理とアイデアで勝負できるのがこのゴーストレストランの魅力だと思われます。
 
今年初めにゴーストレストラン向けのシェア型クラウドキッチン「kitchen BASE」が中目黒に誕生しました。
4つのキッチンが併設され、昼から夜にかけて即時注文デリバリー型と、予約注文を夜中に仕込む予約型で2回転させようという試みです。
https://kitchenbase.jp/
ここからきっと食のスタートアップが巣立っていく事になると期待しています。
 
小生がとても注目している6curryというユニークなカレー屋さんがあります。最初はUberEatsを使ったゴーストレストランから始まり、カレー好きが集まり味の研究をするLab が立ち上がり、さらに定額会員制の実店舗まで展開しています。
「カレーには人と人をつなげる力がある」との確信のもとにカレーコミュニティを目指しているように見えます。
https://6curry.com/
彼らのアプローチを見ていると極めて正しい順序でビジネスを進めていることがわかります。
 
・こだわりを持つ人が多いカレーをテーマに設定
・最初はデリバリーで展開
→ユーザーの熱量をカウント(リピート率など)
→ユーザーの事務所分布も把握
※どの辺に店舗を出せそうか?察知可能
・コミュニテイイベントの開催などさらなるエンゲージメント化
・会員になると一日店長などの貢献が可能
・さらにファンの熱量が拡大基調へ
 
カレーという食をコアとしたコミュニティ経済圏を形成していることがわかります。この流れは今後のウェルネスサービスモデルの成長フレームとして参考になりそうです!!
 
何をテーマにするにしてもコミュニティ化が鍵を握る時代です。
コミュニティ化を模索している方、ぜひブレストしましょう!!!
 
 
●お問い合わせ
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
---<綜合ユニコムより好評発売中>---
 
弊社代表取締役/HealthBizWatch 編集主幹の大川耕平著
「フィットネス業態の[デジタル化戦略]と施設計画資料集」
https://www.sogo-unicom.co.jp/data/book/0520190901/
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「正解主義の限界」
 
我々は学習過程で正解を出す訓練をしてきたが今後はそれでは通用しない。新しい答えが必要な時代になっている。
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <8クリップ>
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[1]ニッセイ基礎研究所、「健康状態がよい」と思うのは、どのようなとき?判断の理由に関する自由記述回答のテキスト分析
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=62834?site=nli
本稿では、2014年にニッセイ基礎研究所で行った「健康に関する調査」における「現在の健康状態はいかがですか(5段階評価)」と「なぜ、そう思うのですか(評価理由・自由回答)」という2つの質問を使って、健康状態の自己評価の判断基準を分析。(2019/10/24)
 
[2]養命酒、あなたはどのタイプ?「タイプ別血行改善術」ページを公開
http://www.yomeishu.co.jp/kekko_kaizen/
不調のタイプごとに血行改善法を紹介。「身も心も疲れやすいぐったりタイプ」「感情の変化が大きいイライラタイプ」など6タイプ。(2019/10/25)
 
[3]山梨大学、「食事の時間がアレルギーに強く影響する」ー食事の時間を見直すことによりアレルギー症状の改善が期待ー【PDF】
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2019/10/20191025pr.pdf
https://www.yamanashi.ac.jp/
食事摂取のタイミングがアレルギー反応の強さに大きく影響することをマウス実験によって明らかにした。この結果から、アレルギー患者を適切に診療し症状をコントロールするためには、食事摂取のタイミングを念頭に置く必要があることが示唆された。(2019/10/25)
 
[4]ニッポンの医療を変える「スマートホスピタル」最前線:日本の医療を変える「スマートホスピタル」、これが未来の病院だ(日経xTECH/日経デジタルヘルスより)
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/01035/00002/?ST=ch_digitalhealth
最新技術を導入し、蓄積した医療・健康データの活用に積極的な病院「スマートホスピタル」が日本各地に出現している。データを活用することで病院は今後、患者だけを対象とするのではなく、健康な人とも密接に関わっていく。(2019/10/25)
 
[5]Facebook、初のヘルスケアツールを公開
https://newsroom.fb.com/news/2019/10/connecting-people-with-health-resources/
Preventive Health(予防衛生)という名前のツールを公開し、ユーザーに定期的な健康チェックを促し、サービス提供者と繋ごうとしている。新サービスの立案者は同社のヘルスケア研究責任者であるFreddy Abnousi博士。(2019/10/28)
 
[6]タニタ、デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル「RD-910」「RD-911」の2機種を新発売
https://www.tanita.co.jp/press/detail/2019/1029/
体重や体脂肪率、筋肉量に加え、筋肉の状態を評価する「筋質点数(TM)」、体調管理や効率的なトレーニングに役立つ「脈拍」など多彩な計測機能を備え、より効果的な筋トレ支援が可能に。(2019/10/29)
 
[7]MIT、慢性疾患の患者の自己管理を助けてデータを医療従事者と共有するロボット『Mabu』
http://mhealthwatch.jp/global/news20191024
見た目もユニークな小型ロボット『Mabu』には、心理学とAI、医療計画の専門知識が組み込まれている。(2019/10/24)
 
[8]『mHealth Watch』注目ニュース:サントリー「ウェルビーイングトレンドサーベイ2019」調査結果発表
http://mhealthwatch.jp/global/news20191102
「ウェルビーイングトレンドサーベイ2019」では、「人生100年時代」への姿勢と健康不安への意識、「人生100年時代」に対する姿勢、「人生100年時代」における健康対策の3つの項目で調査を行っている。(2019/11/05)
 
 
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