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2020.04.28号 [ヘルスコーチングの視線編]ヘルスコーチングの可能性を探る:オンラインによるコミュニケーションの工夫

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[ヘルスコーチングの視線編]2020年4月28日号
   ≫≫≫Author:里見 将史
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こんにちは、里見です。
 
外出自粛の中で、在宅ワーク、テレワークを実施されている方も多く、オンラインだけのコミュニケーションに不安やストレスを感じている人もいるかもしれません。
 
そこで、今回はそんなオンラインのコミュニケーションに関連して、ヘルスコーチングを活用したオンラインコミュニケーションの工夫について解説したいと思います。
 
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
---「ヘルスコーチングの可能性を探る:オンラインによるコミュニケーションの工夫」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「ポストコロナ時代の消費者像」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 腸内デザイン共創プロジェクト、海外 尿や便から病の兆候を検知するスマートトイレなど、8本
 
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【1】特集:ヘルスコーチングの視線編
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<テーマ>オンラインによるコミュニケーションの工夫
 
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1、オンラインはヘルスケアサービスでは必須条件
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ヘルスケアサービスにおけるサービス提供の手段やスタイルは大きく変化してきています。
対面とインターネット・スマホを組み合わせたサービスや、インターネットやスマートフォンアプリでサービスが完結するサービス提供など、オンラインのヘルスケアサービスは様々な組み合わせになってきています。
 
理由としては、ヘルスケアサービス提供事業者にとって、オンラインによるサービス提供は、場所やエリアの制約がはずれ、サービス提供地域や対象者を大幅に拡大することが可能となり、ビジネス的にも可能性が拡がるからです。
 
 
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2、ICT×「人の要素」の組み合わせ
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しかし、ICTだけで完結するサービスでは、利用者の獲得・拡大には成功したとしても、その後のサービスの継続利用につながらず、結果としてマネタイズ(収益化)につながらないという問題が起こっています。
 
それを解消するために「人の要素」を絡めたサービスがあらためて注目を集め始め、対面ではなく、オンラインツールを使って、サービス対象者の“やる気や行動”を引き出すことができる「人の要素」=「ヘルスコーチ」、特にオンラインにおけるコミュニケーションの特徴をしっかりと押さえた「人の要素」がポイントになってきています。
 
 
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3、非言語によるコミュニケーションで起こる問題点
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オンライン上の主にテキストでやり取りを行うメールやSNS、チャット等を活用したコミュニケーションの場合では、以下のような問題が起こりやすいです。
 
・コミュニケーションのズレが、対面よりもさらに起こりやすい
・テキストのみのやり取りが、誤解や問題を大きくする
・読み手側の勝手な解釈により、意見や感情が一方的に強く伝わることがある
 
 
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4、相手がコメントしやすいよう、答えやすいように配慮する
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ヘルスコーチングは双方向のコミュニケーションが基本で、会話の中心は対象者です。
そのため、対象者の考えを身体の外に「言語化して出す」ことがポイントになってきます。
対象者は言語化する過程で、いろいろと考えたり、また考えを整理したりします。その時に、「気づき」が生まれるのです。
 
この「気づき」を生むために働きかけるヘルスコーチのコミュニケーションは、「質問」の投げかけです。
 
しかし、対面でのコミュニケーションでも同様ですが、漠然とした「質問」を投げかけても、対象者の「気づき」に作用しないばかりか、答えに困ってしまうことが起こり得ます。
そのため、特にテキストによるオンラインでのコミュニケーションの場合には、対象者が気軽にコメントしやすいように心がける必要があります。
 
対象者にとっては、ヘルスコーチからの「質問」に対して、テキストで表現する、文章にするといった面倒な部分が存在します。
ましてや、答え方に悩むとコメントしづらくなります。
 
そのため、例えば、質問する際に、回答例を提示したり、チェックリストから選択してもらうなどの工夫が必要になってきます。
 
さらに、「質問」を投げかけていく上では、ヘルスコーチとしてイメージして欲しいこと、対象者が見えていない部分に視点を向けてもらうなどなど、「質問」には狙いや意図が存在しています。
 
そのため、テキストによるオンラインのコミュニケーションでは、以下のような点に注意して、質問や投げかけをしていくことが重要です。
 
・どんなことをイメージするのか、どんなことを考えるのか、想像できる材料と共に問いかけることが必要。
(具体的な説明や例題など、質問や振り返りの視点・方向性などの具体的な提示をする)
・1つの質問では1つの問いかけ。一度に複数の質問はしない。
 
もし上記のような対策をとらないと、以下のようなことが起こります。
 
・こちらの意図と異なる方向での回答、振り返りになる
・具体的な回答や振り返りにつながらない
・コメントが一般的になってしまう
 
その結果として、コミュニケーションそのものがスムーズにいかなくなります。
 
・やり取りの回数が増える
・コーチの手間が増える
・対象者の成果につながらない
・やり取りの煩雑さを嫌う対象者が離れていく
 
 
オンラインを活用したヘルスケアサービスでは、これまで以上にコミュニケーションの要素が重要になってきています。
しかし、オンラインのコミュニケーションでは、対面とは異なるポイントや配慮が必要です。
 
オンラインのコミュニケーションにヘルスコーチングの要素を展開する場合、「人」が関わるコミュニケーション以外にも、「仕組み」や「システム」を活用して効率的に展開が可能です。
 
ヘルスコーチングには具体的な要素がたくさんあり、その要素をどんなタイミングで、どのような意図を持って、どんなアプローチで具体的に活用していくのかがポイントになってきます。
 
そのヘルスコーチングの要素を含めたヘルスコーチングのアプローチの基本を、オンラインで解説する講座を開催したいと思います。
 
詳細は以下の通りです。
 
●ヘルスコーチングオンライン講座
 日時:2020年5月13日(水)18:00-19:00
 募集人数:8名(先着順)
 参加費:無料
 オンライン講座:Zoomを活用予定
 
●お申し込み方法
 以下のURLより、「ヘルスコーチング オンライン講座参加希望」とご連絡ください。
 オンライン講座の詳細は、折り返しご連絡させていただきます。
 
お申込みはこちら
https://hbw.heteml.jp/healthbizwatch.com/inq/inq.html
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「ポストコロナ時代の消費者像」
 
それは、セルフ・エデュケーション・バイヤー(ネット&デジタルを駆使して自ら学ぶ新しい消費者)
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <8クリップ>
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[1]メタジェン、腸内デザインの新たな市場創出を目指す「腸内デザイン共創プロジェクト」始動、2020年度の参画企業が決定!
https://metagen.co.jp/news/2020/04/00812.html
腸内デザイン共創プロジェクトとは、「腸内デザイン」のコンセプトを共有し、共に広め、「腸内デザイン市場」を創出することで、医療・ヘルスケア業界の変革にチャレンジする企業連携プロジェクト。(2020/04/15)
 
[2]味の素と弘前大学、「デジタルニュートリション学講座」を開設
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2020_04_16.html
この共同研究講座では、ビッグデータを基に、アミノ酸代謝の解析等のデジタル技術により日本の高齢者の課題や生活習慣病の予防につながるソリューションを開発し、生活者の健康増進/栄養改善への貢献を図る。(2020/04/16)
 
[3]エムスリー、「m3.com」上での医療従事者のアクティビティーが大幅増
https://corporate.m3.com/press_release/2020/20200417_001579.html
m3.comを通じた新型コロナウイルスに関する各種情報の提供や製薬企業の情報提供支援等により医療従事者のサイト上でのアクティビティーが大幅に上昇。サイト滞在時間が昨対比+38%、eディテール既読数昨対比+56%、Web講演会視聴人数+76%となった。(2020/04/17)
 
[4]RIZAP、テレ・ワークアウト「おうちでライザップ」を開始
https://www.rizapgroup.com/news/press-releases/20200420-02/
RIZAPは、自宅でできるトレーニング法などを伝えるテレ・ワークアウト「おうちでライザップ」のコンテンツの無料配信を、TikTokの「TikTok LIVE」とYoutubeにて開始。RIZAPメソッドの公開を通じ、日本の健康不足解消にコミットすることを目指す。(2020/04/20)
 
[5]asken、あすけんBLUEサークル:あすけんを持病の管理に役立てているユーザー向けコミュニティについて
https://www.asken.inc/news/2020/4/20/blue
「あすけんBLUEサークル」では、持病がある場合に役立つ食事の工夫や、メンバーインタビューコラムの情報配信、交流会の開催など、メンバー同士がゆるやかにつながり、一緒に楽しく励ましあいながら食事管理を続ける場を目指している。(2020/04/21)
 
[6]「健康経営のISO規格をつくる」これからの健康経営
http://mhealthwatch.jp/column/news20200416-3
健康経営を国家プロジェクトとして推進している組織「一般社団法人 社会的健康戦略研究所」の代表理事である浅野氏に「日本が取り組むべき健康経営の本質とは何か」教えていただく。(2020/04/16)
 
[7]肛門でユーザーを識別、尿や便から病の兆候を検知するスマートトイレ
http://mhealthwatch.jp/global/news20200421
研究に使用されたトイレは、普通のトイレの内側にモーションセンサーなど一連のツールを取り付けたもの。トイレは利用者の尿と便の動画を記録し、この動画は、尿の流れる時間と量、便のサンプルの粘度を測定するアルゴリズムによって処理される。(2020/04/21)
 
[8]『mHealth Watch』注目ニュース:自宅でパーソナルトレーニング『へやトレ@オンライン』提供開始
http://mhealthwatch.jp/japan/news20200427
オンラインで提供されるオリジナルなトレーニング動画はもちろん、オンラインによるパーソナルトレーニングは、一般社団法人日本オンラインフィットネス協会の代表理事である森氏がこれまでに数多く提供してきたノウハウが詰まったサービスです。(2020/04/27)
 
 
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