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2018.07.10号 [モバイルヘルス&アプリ動向編]患者エクスペリエンスに見るマネタイズのポイント

健康ビジネス問題解決サポートメディアHealthBizWatch
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[モバイルヘルス&アプリ動向編]2018年7月10日号
   ≫≫≫Author:渡辺 武友
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モバイルヘルス担当の渡辺武友です。
 
今回の特集は、米国の医療現場で重視されている「患者エクスペリエンス」に再度スポットを当ててみたいと思います。
製薬会社UCBとPartners Healthcareの取り組みを紹介します。
 
 
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【1】特集:モバイルヘルス&アプリ動向編
---「患者エクスペリエンスに見るマネタイズのポイント」
 
【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
---「Frenemyフレネミー」
 
【3】今週の注目デジクリップ!
---国内 健康企業宣言、眠るためのイヤホンなど、13本
 
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【1】特集:モバイルヘルス&アプリ動向編
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<テーマ>
患者エクスペリエンスに見るマネタイズのポイント
 
 
北米の医療シーンでは、治療するだけでなく、その成果に対して支払いが決まる「CMS(Center for Medicare & Medicaid)」が導入されたこともあり、患者の視点に立った取り組みとして「患者エクスペリエンス」が行われています。
昨年も患者エクスペリエンスに関して特集を行いましたので、詳しくはそちらを見ていただければと思います。
 
 
2017.03.14号
[モバイルヘルス&アプリ動向編]患者エクスペリエンス
http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/news/080.html
 
 
今回は、製薬会社で長年患者エクスペリエンスに取り組んでいるUCBとNPO病院(HMO)Partners Healthcareが、先日マサチューセッツで開催されたHealth Experience Design(HXD)カンファレンスにて講演した、「デジタルてんかん支援ツール」設計にて患者視点で検討したポイントについて見ていきます。
 
まずはUCBの取り組みから紹介します。
 
 
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抗てんかん薬のグローバルシェア1位のUCB
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■企業名:UCB
http://www.ucb.com/
 
■設立:1928年
 
■本社:ベルギー(世界40か国以上で展開)
 
■ミッション(表記)
難病患者の生活を改善することで、患者を中心とするグローバルなバイオ製薬企業としてのリーダー的存在を目指す
 
■事業内容
免疫系疾患、中枢神経系疾患に対する医薬品開発及び販売(てんかんに対する医薬品が中心)
 
■売上:5,000億円(2016年、世界)
 
■UCBの患者エクスペリエンス
「てんかんでも自分らしく生きることができる」を掲げ、商品(てんかん薬)の提供だけでなく、継続支援となるサービスを提供
 
・継続支援サービス「体験者情報(集合知)の活用」
1)PatientsLikeMeとの連携による、てんかん患者コミュニティ支援
2)Epilepsy Foundationが行う、てんかん患者が他の患者をサポートするメンタリングプログラムの支援
 
 
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「デジタルてんかん支援ツール」の設計で患者視点を取り込む
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Health Experience Design(HXD)カンファレンスのパネルディスカッションにて、UCBとチームを組むPartners HealthcareでConnect health innovationシニアディレクターを務めるKamal Jethwani博士が登壇しました。
Jethwani博士は「デジタルてんかん支援ツール」の設計において、患者の視点を取り入れるため、諮問機関(患者、患者擁護団体、医療提供者から構成)を設置し、そこで得られた教訓を共有しました。
 
 
<医師と患者の視点の差による適切な医療提供の妨げ>
 
医師は最も良い薬を処方するが、患者が薬局に行き薬のCopayment(自己負担額)を知ると、あまりに高すぎて薬を受け取らずに帰ってしまうケースがあります。
その結果、後日患者は緊急外来を再診することになり、医師は患者が薬を服用していなかったため、病状が悪化したことをはじめて知ることになるのです。
 
医師からすると、
「高くて買えないなら言ってくれれば別の薬を処方する」
と考えるが、
 
患者からすると、
「薬が高すぎるので薬を変えて欲しいと改めて言いに行くのは恥ずかしい」
と考えてしまう。ことになります。
 
このような意思疎通ミスが、治療の妨げになるだけでなく、治療コストも上げることになり、患者への負担を増加させてしまいます。
 
この事例に対する「デジタルてんかん支援ツール」の対応策として、医師と患者が一緒に閲覧できる「Reflex」と呼ばれるプラットフォームが設計されました。
「Reflex」は、薬の価格、保険での適応範囲、副作用などの情報がシンプルに確認できるため、患者に適した処方が迅速に行えるようになります。
 
このように、医療における課題を患者視点で整理することで、患者エクスペリエンスとなる仕組み作りを行っています。
 
<参考記事>
UCBとPartners Healthcare、患者中心のデジタルてんかん支援ツールを設計する
https://www.mobihealthnews.com/content/partners-health-ucb-turned-patients-when-designing-digital-epilepsy-support-tool
 
 
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UCBの患者エクスペリエンスからの学び
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モバイルヘルスをはじめとしたICTは、機能による便利さを追求することが多く見られますが、米国においても、“ただ便利になっただけでは、追加のお金を出してくれない”との課題があります。
これをアウト・オブ・ポケットと言います。
 
「Reflex」における考え方は、“便利な機能を提供するので追加料金をください”ではなく、
 
『患者が安心して治療に取り組めることで、無理なく完治(もしくは病気とうまく付き合えるようになる)できるよう、その工程の満足度を高める』
 
このように設計することで、CMSでの評価につなげています。
 
健康ビジネスにおいても、便利なツールであることは、むしろ当たり前でしかなく、顧客満足度をいろいろな視点でどう高められるかが、マネタイズのポイントになると言えるでしょう。
 
 
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ウェルネスベンチャーサミット powered by スポルツ
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2018年7月25日(水)から7月27日(金)東京ビックサイトで開催される「ウェルネスフードジャパン」にて、
 
「ウェルネスベンチャーサミット powered by スポルツ」
 
を7月25日(水)13:00よりN会場で開催致します。
ウェルネス領域のベンチャーの起業支援やインキュベーションを目的としたサミットを開催します。今回、進行役をスポルツの代表取締役 大川耕平が努めます。
事前申し込み等ありませんので、当日会場までお越しください。
 
開催時間:13:00-15:30
会場:東京ビッグサイト ウェルネスフードジャパン内N会場
 
 
※15:30からスポルツ主催で開催します「健康経営を成功させるための本質を探る」は、満席のため事前申し込みは終了しました。
当日キャンセルが発生する場合がございますので、ご興味ある方は、開演時間前にL会場にお越しください。
 
 
 
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【2】健康ビジネスの現場で使えるキーワード
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≫≫≫「Frenemyフレネミー」
 
フレネミーとはFriendとEnemyの造語です。今までの競合という捉え方から協力しながら競争する新たな概念です。フレネミーとどれだけネットワークできるか?です。
 
 
 
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【3】今週の注目デジクリップ! <13クリップ>
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[1]東京商工会議所、「健康企業宣言」参加企業募集中!ーさあ、健康企業をはじめようー
http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=124214
「健康企業宣言」を行うと所属する医療保険者のホームページ等に掲載されるなど社内外に対するアピールに繋がることや、融資利率の優遇や保証料率の低減といった金融面でのインセンティブが得られるといったメリットがある。(2018/06/28)
 
[2]住友生命など、来店型保険ショップ「ほけん百花」が“健康年齢”で加入できる少額短期保険の取扱い および「健康年齢(R)通知レポート」の提供サービスを開始【PDF】
http://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2018/180629.pdf
http://www.sumitomolife.co.jp/
健康年齢連動型医療保険は、日本で初めて実年齢ではなく“健康年齢”で加入できる、医療ビッグデータから生まれたリスク細分型医療保険。(2018/06/29)
 
[3]リンクアンドコミュニケーション、「カラダかわるNavi」健康経営銘柄・味の素への導入が決定
http://www.linkncom.co.jp/news/20180702_01/
企業向け健康アドバイスアプリ。従業員とその家族のダイエット、メタボ対策、生活習慣病の重症化予防、低栄養対策を目的に、食事・運動面から健康ソリューションを提供することで、企業の「健康経営」をサポートする。(2018/07/02)
 
[4]ウェルネス・コミュニケーションズ、クラウド版「HealthSupportSystem」をリリース
http://wellcoms.jp/common/frame/plugins/fileUD/download.php?type=news_file&p=news_file_107.pdf&token=72d33f28b24d6c979c489face7154983b1385a96&t=20180702223142
クラウド版HSSでは、人事属性情報や定期健診結果データの他、各種問診や面談の記録、勤怠関連データ、ストレスチェック等のメンタルヘルス関連データ等を集約管理することで、グループや個人単位の健康管理を容易に実現することが可能になる。(2018/07/02)
 
[5]ニッセイ基礎研究所、健康に関わる女性の不安ー年齢とともに感染や罹患から介護へ、未婚40代は不安最多だが半数は対策をしておらず
http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58967&pno=1?site=nli
本稿では、平均寿命が延び人生100年時代が言われる中、健康や医療、介護に関わる不安について分析。女性に注目し、健康や医療、介護に関わる不安はライフコースによって年齢とともにどのように変化するのかを捉える。(2018/07/02)
 
[6]富士ソフト、「ウルトラフレックス制度」を導入
https://www.fsi.co.jp/company/news/180702.html
コアタイムのないフレックスタイム「スーパーフレックスタイム」を超える柔軟な働き方を実現する制度。「スーパーフレックス」「私用外出」「フレキシブル有休」に加え新たに導入された「リフレッシュタイム」を活用することで、社員ひとりひとりの働き方の状況にも柔軟に対応できる勤務制度。(2018/07/02)
 
[7]セコムと東京電力パワーグリッド、“IoT”を活用した“生活見守り”“お困りごと解決”新サービスの共同実証試験を開始
https://www.secom.co.jp/corporate/release/2018/nr_20180702.html
本実証試験は「セコム・マイホームコンシェルジュ」を提供している高齢者宅に東電PGの「IoTプラットフォーム」につながる電力センサーを設置し、そこから得ることができる消費電力量データを分析・活用した新たなサービスを検討することを目的としている。(2018/07/02)
 
[8]ベンチャーバンク、業務時間内での社員の運動をタスクにする健康経営支援事業「MOMENTUM」のサービスを開始
http://momentum-vb.com/
同社初の法人向けとなる健康経営支援サービス。「プレゼンティーイズムによる生産性の低下」に着目し、従業員に健康の重要性を自覚させ、自発的に健康課題に取り組む行動変容を即すことに特化している。(2018/07/02)
 
[9]ウーマンズラボ、【働く女性の健康経営】心身のケアに実体験型の学び支援を開始
https://womanslabo.com/goods-5
http://woman-shine.jp/
エール・ヴァンクールとウーマンズは、共同で働く女性の心身のケア・労働生産性向上・人事課題の解決を目的とした、実体験型の学び支援「ウーマン社員」プロジェクトをスタート。(2018/07/02)
 
[10]デサントジャパン、「青山商事」と「デサント」がビジネスウエアを共同開発
http://www.descente.co.jp/jp/press_releases/post-44153.html
スポーツ機能を搭載したスーツ、コートなどのビジネスウエア「デサントコレクション」を10月中旬発売。コンセプトは“Biz Suit With Sport Function(ビズスーツウィズスポーツファンクション)”。(2018/07/03)
 
[11]大日本印刷・TOKYO FMグループ・日清医療食品、「nu dish Deli & Cafe」を3社で運営
http://www.dnp.co.jp/news/10147215_2482.html
日清医療食品のアンテナショップ兼レストラン「nu dish Deli & Cafe」をリニューアルオープンし、3社共同で運営。銀座の新たな「美と健康」の発信拠点として活用していく。(2018/07/03)
 
[12]ボーズ、眠るためのイヤホン『sleepbuds』を発売
http://mhealthwatch.jp/global/news20180703-2
ノイズマスキング技術を採用した睡眠のためのイヤホン。内蔵されているサウンドは10種類で、今後さらに追加されていく予定。価格は249ドル(約28,000円)。(2018/07/03)
 
[13]mHealthWatch注目ニュース:医療AIで革命が起こる可能性
http://mhealthwatch.jp/global/news20180709-2
AIは、その開発だけに注目されがちですが、医療において実際に導入されたらどうなるのか、どのような問題点があるのか、といった議論まで踏み込まれてきているというのは大きな進歩です。(2018/07/09)
 
 
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