足の健康 ポータルサイト
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【今回の注目事例】：フットケアビジネス（2）
～ 米国フットケア用品企業が提供する「足の健康ポータルサイト」 ～
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【「靴と足のトラブル」は重要な健康課題】
昨年末、近畿靴小売商協同組合が実施した『靴についてのアンケート調査』
によると、外反母趾・扁平足・たこなど何らかの悩みを持つ人が、回答者の
6割を超える結果が出ています。
・靴についてのアンケート調査（2003年12月）
http://www.kinki-kutu.or.jp/questionnaire20030126_05.htm
このようなトラブルは、長引くと膝・腰・頭の痛みや肩こりなど体全体に深
刻な影響を引き起こします。靴と足のトラブルは、現代人の健康課題のひと
つといえるでしょう。
日本でも、靴と足の健康に関する関心が高まりつつあり、靴ショップやスポ
ーツ店で、健康（コンフォート）シューズ・むくみ予防グッズなどのさまざ
まなフットケア用品を目にする機会も増えました。
本メルマガのバックナンバーでは、足の悩みを改善する専門家として米国の
足病治療医を紹介しましたが、米国には日本へのヒントとなる事例がほかに
も数多く見られます。
今回は、オンラインで充実した足の健康情報を提供するApex Foot Health
Industries社と、靴のインソール（中敷）専用の自動販売機を販売する
Acor社の2つを紹介します。
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【事例1：APEX Foot Health Industries社】 足の健康ポータルサイト
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■企業概要
・企業名：APEX Foot Health Industries, Inc.
・URL: http://www.apexfoot.com/
・設立：1946年
・取扱商品：健康シューズ、足底クッション類などフットケア用品全般
■注目点： 足にまつわる幅広い健康情報を提供
APEX社の注目点は、同社が運営する足と健康のポータルサイト「Foot.com」
です。
http://www.foot.com/
このサイトの最大の特徴は、足にまつわる幅広い健康情報を提供している点
です。なかでも下記の3つのコンテンツに注目できます。
1）足の悩み（疾患）別の解説 ：Foot Conditions
足の悩み（疾患）は、偏平足・巻き爪・などの一般的な靴と足のトラブルは
もちろん、リウマチ患者の足・アキレス腱炎・関節痛・HIVの足など全25種
類。イラスト入りで、それぞれの足の悩み（疾患）について詳しく解説して
います。
例）「かかとの痛み」の場合
・定義 ： 「かかとの痛み」とはどのようなものか？
・原因 ： どうして痛むのか？
・治療 ： どうすれば緩和できるか？ 治療方法は？
・予防 ： 「かかとの痛み」の再発予防には、何が大切か？
・商品例： パッド・サポーターなどフットケア用品の提案
・かかとの痛みの解説（定義→原因→治療と予防）
http://www.foot.com/info/cond_heel_pain.jsp
2）症状診断ツール：Foot Pain Identifier
Foot Pain Identifierは、自分の足の症状を診断するためのオンラインツー
ル。ユーザーが、イラスト上で、痛みのある部分をクリックすると、代表的
な足の疾患が表示されて、説明を読むことができます。
・Foot Pain Identifier
http://www.foot.com/info/info_pain_identifier.jsp
3）スポーツと足の健康情報 ：Sports Center
スポーツをする人の足の悩みトピックを解説しており、悩み別の商品紹介、
最新スポーツニュースやユーザー掲示板を提供しています。
また、定期的に、Foot.comが取材した現役スポーツ選手による
足のトラブル克服体験記「アスリート・インタビュー」もユニークです。
・アスリート・インタビューのアーカイブ
http://www.foot.com/info/ai_interview_archives.jsp
そのほかに、最新ニュースや関連サイトリンク集もある「糖尿病と足の健康
情報」、医療専門家がユーザーの悩みに答える「掲示板」、症状別・ブラン
ド別に商品検索できる「ショッピング・ページ」などがあります。
以上のように、Foot.comは、足のトラブルを健康課題のひとつとして捕らえ
、幅広いコンテンツを用意するポータルサイトです。
日本でも、個々のコンテンツは見かけるのですがこのように幅広く横断的な
足の健康情報を提供しているサイトは、まだあまり見られません。
足のトラブルを持つユーザーは、健康グッズショップや、整形外科医や整骨
医のサイト、医療相談サイトなど、さまざまなところから情報収集している
のが現状ではないでしょうか。
日本でも、フットケア用品販売だけにとどまらず、足の健康情報を総合的に
提供するポータルサイトの登場があってもよいのではないでしょうか。
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【事例2：Acor社】 インソールの自動販売機（キオスク）
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■企業概要
・企業名：Acor, Inc
・URL： http://www.acor.com/
・設立：1973年
・取扱商品：糖尿病患者向けシューズ、健康靴、中敷（インソール）など
■注目点： 5分で作れる自分だけのインソール「Sole Defense」
Acor社で注目したい点は、2003年8月に発売されたインソール（靴の中敷）
の自動販売機「Sole Defense System」です。
これは、来店した顧客が、所定の位置に両足をのせるだけで「サイズ、甲の
高さ」などを自動分析、好みの素材（4種）を選ぶだけで、自分にあったイ
ンソールを購入できる店舗用のインソール販売システムです。
・Sole Defense System（写真あり）
http://www.soledefense.com/sds.htm
日本では、自分にあった靴をオーダーするサービスはすでに普及しています
が、「気に入った靴を履くために、自分の足にあった中敷きを購入する」と
いう選択肢は、まだまだなじみの薄いサービスといえるのではないでしょう
か。
今後は、例えば、店頭で新しい靴を購入しなくても、インソールやサポータ
ーなどの自分にあったフットケア用品をじっくり選べる、気軽に購入できる
ような靴ショップが増えるとユーザーにとっては望ましいと考えられます。
Sole Defense Systemは、足のトラブル緩和に最適な補正用品を、ユーザー
がその場で簡単に購入できるユニークなサービスといえます。
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【HBMの視点】「シューフィッター」から「フットカウンセラー」へ
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■今回は、事例１で米国のフットケア用品メーカーのサイト、事例２でイン
ソールの自動販売機に注目しました。今後は日本でも、もっと積極的に、足
の健康に役立つ情報提供や商品提案があってもよいと考えられます。
■海外のフットケアサービス分野には、米国の「足病治療医」のほかにも、
ドイツでは、靴作りと整形外科医の知識を併せ持つ「整形外科靴マイスター
」という国家資格もあります。
一方、日本には、靴と健康の専門家「シューフィッター」という資格があり
ますが、店舗では、靴選びをサポートしてくれる販売スタッフの一員という
印象を受ける場合が少なくなりません。
今後は、靴を売るのではなく、足のトラブル予防から最適なフットケア用品
の活用まで幅広く相談できる「フットカウンセラー」的なサービスが求めら
ているのではないでしょうか。
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【今回の注目事例】：フットケアビジネス（2）
～ 米国フットケア用品企業が提供する「足の健康ポータルサイト」 ～
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【「靴と足のトラブル」は重要な健康課題】
昨年末、近畿靴小売商協同組合が実施した『靴についてのアンケート調査』
によると、外反母趾・扁平足・たこなど何らかの悩みを持つ人が、回答者の
6割を超える結果が出ています。
・靴についてのアンケート調査（2003年12月）
http://www.kinki-kutu.or.jp/questionnaire20030126_05.htm
このようなトラブルは、長引くと膝・腰・頭の痛みや肩こりなど体全体に深
刻な影響を引き起こします。靴と足のトラブルは、現代人の健康課題のひと
つといえるでしょう。
日本でも、靴と足の健康に関する関心が高まりつつあり、靴ショップやスポ
ーツ店で、健康（コンフォート）シューズ・むくみ予防グッズなどのさまざ
まなフットケア用品を目にする機会も増えました。
本メルマガのバックナンバーでは、足の悩みを改善する専門家として米国の
足病治療医を紹介しましたが、米国には日本へのヒントとなる事例がほかに
も数多く見られます。
今回は、オンラインで充実した足の健康情報を提供するApex Foot Health
Industries社と、靴のインソール（中敷）専用の自動販売機を販売する
Acor社の2つを紹介します。
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【事例1：APEX Foot Health Industries社】 足の健康ポータルサイト
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■企業概要
・企業名：APEX Foot Health Industries, Inc.
・URL: http://www.apexfoot.com/
・設立：1946年
・取扱商品：健康シューズ、足底クッション類などフットケア用品全般
■注目点： 足にまつわる幅広い健康情報を提供
APEX社の注目点は、同社が運営する足と健康のポータルサイト「Foot.com」
です。
http://www.foot.com/
このサイトの最大の特徴は、足にまつわる幅広い健康情報を提供している点
です。なかでも下記の3つのコンテンツに注目できます。
1）足の悩み（疾患）別の解説 ：Foot Conditions
足の悩み（疾患）は、偏平足・巻き爪・などの一般的な靴と足のトラブルは
もちろん、リウマチ患者の足・アキレス腱炎・関節痛・HIVの足など全25種
類。イラスト入りで、それぞれの足の悩み（疾患）について詳しく解説して
います。
例）「かかとの痛み」の場合
・定義 ： 「かかとの痛み」とはどのようなものか？
・原因 ： どうして痛むのか？
・治療 ： どうすれば緩和できるか？ 治療方法は？
・予防 ： 「かかとの痛み」の再発予防には、何が大切か？
・商品例： パッド・サポーターなどフットケア用品の提案
・かかとの痛みの解説（定義→原因→治療と予防）
http://www.foot.com/info/cond_heel_pain.jsp
2）症状診断ツール：Foot Pain Identifier
Foot Pain Identifierは、自分の足の症状を診断するためのオンラインツー
ル。ユーザーが、イラスト上で、痛みのある部分をクリックすると、代表的
な足の疾患が表示されて、説明を読むことができます。
・Foot Pain Identifier
http://www.foot.com/info/info_pain_identifier.jsp
3）スポーツと足の健康情報 ：Sports Center
スポーツをする人の足の悩みトピックを解説しており、悩み別の商品紹介、
最新スポーツニュースやユーザー掲示板を提供しています。
また、定期的に、Foot.comが取材した現役スポーツ選手による
足のトラブル克服体験記「アスリート・インタビュー」もユニークです。
・アスリート・インタビューのアーカイブ
http://www.foot.com/info/ai_interview_archives.jsp
そのほかに、最新ニュースや関連サイトリンク集もある「糖尿病と足の健康
情報」、医療専門家がユーザーの悩みに答える「掲示板」、症状別・ブラン
ド別に商品検索できる「ショッピング・ページ」などがあります。
以上のように、Foot.comは、足のトラブルを健康課題のひとつとして捕らえ
、幅広いコンテンツを用意するポータルサイトです。
日本でも、個々のコンテンツは見かけるのですがこのように幅広く横断的な
足の健康情報を提供しているサイトは、まだあまり見られません。
足のトラブルを持つユーザーは、健康グッズショップや、整形外科医や整骨
医のサイト、医療相談サイトなど、さまざまなところから情報収集している
のが現状ではないでしょうか。
日本でも、フットケア用品販売だけにとどまらず、足の健康情報を総合的に
提供するポータルサイトの登場があってもよいのではないでしょうか。
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【事例2：Acor社】 インソールの自動販売機（キオスク）
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■企業概要
・企業名：Acor, Inc
・URL： http://www.acor.com/
・設立：1973年
・取扱商品：糖尿病患者向けシューズ、健康靴、中敷（インソール）など
■注目点： 5分で作れる自分だけのインソール「Sole Defense」
Acor社で注目したい点は、2003年8月に発売されたインソール（靴の中敷）
の自動販売機「Sole Defense System」です。
これは、来店した顧客が、所定の位置に両足をのせるだけで「サイズ、甲の
高さ」などを自動分析、好みの素材（4種）を選ぶだけで、自分にあったイ
ンソールを購入できる店舗用のインソール販売システムです。
・Sole Defense System（写真あり）
http://www.soledefense.com/sds.htm
日本では、自分にあった靴をオーダーするサービスはすでに普及しています
が、「気に入った靴を履くために、自分の足にあった中敷きを購入する」と
いう選択肢は、まだまだなじみの薄いサービスといえるのではないでしょう
か。
今後は、例えば、店頭で新しい靴を購入しなくても、インソールやサポータ
ーなどの自分にあったフットケア用品をじっくり選べる、気軽に購入できる
ような靴ショップが増えるとユーザーにとっては望ましいと考えられます。
Sole Defense Systemは、足のトラブル緩和に最適な補正用品を、ユーザー
がその場で簡単に購入できるユニークなサービスといえます。
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【HBMの視点】「シューフィッター」から「フットカウンセラー」へ
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■今回は、事例１で米国のフットケア用品メーカーのサイト、事例２でイン
ソールの自動販売機に注目しました。今後は日本でも、もっと積極的に、足
の健康に役立つ情報提供や商品提案があってもよいと考えられます。
■海外のフットケアサービス分野には、米国の「足病治療医」のほかにも、
ドイツでは、靴作りと整形外科医の知識を併せ持つ「整形外科靴マイスター
」という国家資格もあります。
一方、日本には、靴と健康の専門家「シューフィッター」という資格があり
ますが、店舗では、靴選びをサポートしてくれる販売スタッフの一員という
印象を受ける場合が少なくなりません。
今後は、靴を売るのではなく、足のトラブル予防から最適なフットケア用品
の活用まで幅広く相談できる「フットカウンセラー」的なサービスが求めら
ているのではないでしょうか。
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