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     疾患別ポータルサイト
     ~ 米国の人気腰痛サイト「SpineUniverse.com」 ~
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【腰痛×ポータルサイト】

肩こりと並び、国民病とも言われている腰痛。日本全国の腰痛に悩む人は
3000万人とも言われています。その背景には現代人の運動不足や高齢化
による筋力低下などがあるといわれており、今後患者数の増加が予想されま
す。

そこで今回は、米国の腰痛ポータルサイト「SpineUniverse.com」に注目。
このサイトの特長は、協賛企業を利用して情報を集めている点にあります。


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【事例紹介:SpineUniverse.com】疾患別ポータルのヒントあり
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日本の疾患別ポータルサイトとしては、「糖尿病ネットワーク」が有名です
が、それ程種類はありません。一方米国では、数多くの疾患別ポータルが立
ち上がっています。その理由を「SpineUniverse.com」の運営スタイルに見
つけることができます。

■SpineUniverse.comの企業概要
・企業名:Spineuniverse.com Inc
・URL: http://www.spineuniverse.com/
・売上:110万ドル(2003年推定/約1億2,100万円)
・ターゲット:腰痛患者および整形外科医などの専門家
・主な収益源:商品販売手数料、広告料ほか


■注目点:協賛企業によるコンテンツ提供

SpineUniverse.comで注目したいのは、協賛企業20社(製薬メーカー・医療
機器メーカー・腰痛オンラインショップ・睡眠商品企業・健康食品企業など
)、主要学会6団体によるコンテンツ提供スタイルです。

・協賛企業の一覧
http://www.spineuniverse.com/displayarticle.php/article64.html

協賛企業は、最新の治療情報に関する記事を執筆したり、自社サービスにつ
いての記事をコンテンツとして提供しています。

例)
・SlimFast社(健康食品企業)提供の栄養記事
http://www.spineuniverse.com/displayarticle.php/article212.html
・HeartCenterOnline社の減量プログラム
http://www.spineuniverse.com/displayarticle.php/article24.html

サイト運営企業としては、コンテンツを提供してもらうことで、ユーザーに
治療や予防に関わる最新情報を、費用をかけずに提供できるという最大のメ
リットがあります。

また協賛企業としては、自社商品やサービスを広告でなく、記事的に紹介す
ることで、商品・サービスの信頼感をあげることができます。


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【HBMの視点】 
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■今回紹介した事例のように、疾患別ポータルの運営ポイントとして、協賛
企業の活用を挙げることができます。

■また、同サイトは整形外科医をはじめ、神経外科医・リハビリ専門医・麻
酔医など総勢60名の専門家がコンテンツ執筆しています。ユーザーはさまざ
まな専門家からの情報を活用して、自分の症状や対策を客観的に見つめ直す
ことができます。

■SpineUniverse.comでは、その他のコンテンツとして医療機関検索や、腰
痛関連商品販売コーナーを用意しています。ユーザーは、まず今回紹介した
ような治療や予防コンテンツで腰痛を学び、そして商品を購入するという流
れになっています。

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