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オプティマルヘルス提案企業:Kronos Optimal Health Company社
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【オプティマルヘルスとは】

「オプティマル(Optimal)」は「最高の、最適な」といった意味。Optimal
Healthとは、「年齢ごとの最高の心身状態をめざす健康観」をさします。

米国では、5年ほど前からヘルス、ウエルネスに続く健康観として位置づけら
れ、定着してきている言葉です。日本ではまだなじみのない言葉ですが、今回
はこのOptimal Healthを提案している企業として、Kronos Optimal Health
Company社を紹介し、Optimal Healthという健康観を考えます。

※googleでのヒット件数
・Health:  約 2,290,000,000
・Wellness:  約 206,000,000
・Optimal Health:約32,100,000

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【基礎情報】
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■企業名:Kronos Optimal Health Company(アリゾナ州)
■URL:http://www.kronoscompany.com/Consumer/home.aspx

■企業ミッション:
顧客の将来の疾患を早めに予測し、カスタマイズした健康プログラムを提供す
ることで、心身ともに生き生きとした状態をできるだけ長くする。
(The Kronos mission is to help people live as healthy as possible
throughout their lives by providing early health risk assessments
and individually customized care and treatment strategies. )

■創設者:JOHN SPERLING
(フェニックス大学を保有する上場企業アポログループの会長)

■設立:1998年

■事業概要:
オプティマルヘルスをテーマにした個人・法人向け「検査診断施設(サービス
)」、「薬局」、専門家向けの「研究&検査機関」の運営。
http://www.kronoscompany.com/Consumer/companydivisions.aspx

■各事業について:
・検査診断施設(サービス)Kronos Optimal Health Centre
http://www.kronoscompany.com/Consumer/home.aspx
個人法人向けに「Kronos Optimal Health Program」というプログラムを提供。
エグゼクティブ向けのプログラムもある。

・薬局The Kronos Compounding Pharmacy
http://www.kronospharmacy.com/Pharmacy/home.aspx
「個人向けカスタムメイド」のサプリメント・処方薬・ホルモン療法を提供。

・検査機関:Kronos Science Laboratories, Inc
http://www.kronoslaboratory.com/Laboratory/home.aspx
製薬、バイオテクノロジー、その他臨床に関わる研究。


※売上は非公開。

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【同社のオプティマルヘルスサービスの特長】
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同社の検査診断施設(Kronos Optimal Health Centre)では、オプティマルヘ
ルス診断&アドバイスプログラム:「Kronos Optimal Health Program」を提供
。その内容は下記のとおりです。


●オプティマルヘルス診断

・自身のオプティマルヘルス(年齢ごとの最高の状態)がわかる検査。検査項
目としては、日本の健康診断で見られるような血液検査以外に、正確な基礎代
謝測定、認知評価(脳の健康測定)、ランニングマシンによるストレステスト
、心臓X線CT(将来心臓病になる可能性の有無を調べる)などの検査項目が
ある。

・検査は、「病気(検査の異常値)を見つけて治す為の検査」ではなく、仮に
検査値に異常がなくとも「現在の体の状況を調べてオプティマルヘルス(年齢
ごとの最高の状態)に役立てる検査」となっている。

・内容としては血圧、コレステロール値といった基本項目、ビタミンC、ビタ
ミンB12、コエンザイムQ10といった栄養項目に対し、一般的に言われて
いる標準値と、同社が推奨するオプティマル値が記載されている。


●専門家からのアドバイス(コンサルテーション)

・コンサルテーションは、医師との面談(2時間半)、栄養士との面談(1時間
半)、フィットネス専門家との面談(3時間)に分かれる。

・医師との面談では、検査結果を基にして、今後の目標や行動のオプション、
カスタマイズされた療法などを話し合う。その結果は「30日間のオプティマ
ルヘルス改善プラン」として、具体的な期限つきプログラムとして提供される。

・栄養士との面談では、ライフスタイルに関するアドバイスだけではなく、検
査結果を基にして、疾病のリスクを評価し、今後の疾病を予防する為に必要な
食生活の改善点を明らかにする。

・フィットネス専門家との面談では、運動生理学に精通した専門家が、今後予
想される疾病を予防する為に必要な運動生活の改善点を明らかにする。

・特徴的なのは、仮に検査値としては問題ない人でも、将来の疾患の予防とい
った観点で、各専門家から十分なアドバイスがあるという点。そのため、予防
医療という観点で深い知識をもつ、医師、栄養士、運動専門家をそろえる。

・また、医師、栄養士、運動指導者にいつでもメールで質問ができる。オンラ
インでのサポートも将来予定。

※価格は、3000ドルから3600ドル(33万円から40万円)


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【スポルツの視点】
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■「健康」は、WHO(世界保健機構)の定義でいえば単に検査値に異常がな
い状態を指してはいないのですが、日本人の健康観では、「健康」といえば、
検査値で異常がないことを指す場合が多いのが現実です。そのため、検査値に
異常がない人に対するビジネスはあまり見かけません。

■オプティマルヘルスの考え方は、「検査値で異常がない人たち」に、将来の
疾患可能性を減らし、いきいきとした長寿を目指す「最高の予防」を提案する
ことといえます。

■厚生労働省が、健康保険法の改定で特定健康診査(企業に生活習慣病に対す
る健康診査と保健指導を義務づける)を平成20年から導入するなど、「予防」
が改めてキーワードになっています。オプティマルヘルスが目指すのは「最高
の予防」であり、この流れにものります。

■例えば日本での展開を考える場合、プログラム費用が比較的高いこともある
ので、メディカルクラブといった高級志向の健康クラブでの可能性がまずはあ
ります。また、食品会社やフィットネスクラブが新しいコンセプトの柱として
、このキーワードに注目する可能性もあります。いずれにせよ、オプティマル
ヘルスは今後見逃せないキーワードになるでしょう。

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