米国のDMプログラム提供企業「Matria Healthcare、Health Dialog」
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米国のDMプログラム提供企業「Matria Healthcare、Health Dialog」
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■日本でも本格的な広がりを見せてきたDMプログラム
健康保険法の改定を受け、2008年4月から健康保険組合に生活習慣病予防
の健診と保健指導が義務づけられます。この法律の特徴は、掲げた数値目標を
達成するかどうかを厳しく問われること。
この数値目標達成を支援する「疾病予防サービス(米国ではDisease Manegemen
-t Program:DMプログラムと呼ぶ)」が日本で広がりを見せています。
一般的に企業(健康保険組合)向けの「疾病予防サービス」は、
・対象者集団の特定(どんなリスクをもつ集団を選ぶか)
・アセスメント(その集団はどのような特長をもつか)
・階層化(健康診断結果に基づくリスクにより対象者をセグメンテーション)
・働きかけ(動機付け、生活習慣改善指導アドバイス)
・効果測定(どの程度疾病者数が減ったか)
という一連の流れを支援するサービスを指します。
今回は、この中の「働きかけ(動機付け、生活習慣改善指導アドバイス)」の
部分でユニークなサービスを展開しており、米国のDM研究団体「DMAA
(Disease Manegement Association of America)」が毎年発表する、
「Disease Manegement Ledership Award」という賞を受けている、
・Matria Healthcare社
・Health Dialog社
の2社を紹介します。
※参考:Disease Management Leadership Awards
http://www.dmaa.org/education_awards.asp
.........................................................................................................
事例1:Matria Healthcare
.........................................................................................................
■企業概要
・企業名:Matria Healthcare, Inc.
・URL:http://www.matria.com/
・事業概要:個人・職場向けなどのDMプログラム、健康増進プログラム
提供サービス
http://www.matria.com/dm/dm101/index.html
・設立:1994年
・売上(2006年度):約403億円
■提供しているプログラムの種類
・肥満プログラム
・喘息プログラム
・腰痛プログラム
・がんプログラム
・糖尿病プログラム
・禁煙プログラム
・うつ病プログラム
など合計12種類
http://www.matria.com/dm/conditions/index.html
■注目点:心理学をベースとした「肥満プログラム」
同社の肥満プログラムの最大の特徴は心理学的アプローチを活用しダイエット
時のメンタル面でのサポートを行う点です。
・食べすぎの原因となる心の問題に対応する
(心の問題を解決しない限りは、必ずリバウンドする)
・専門家はメンタルヘルス専門家と登録栄養士がサポートを行う
・まずメンタルヘルスの専門家が、ライフスタイル診断(過食診断)を行う
・目標の設定は、健康診断を行う医師と連動する
・基本知識となるガイドブックがつく
・ガイドブックには、ダイエット知識クイズ、食事記録帳、運動記録帳、健康
情報ウェブの使い方、オンライントラッカー(定期的に電話タイミングなど
を知らせてくれるしくみと思われる)がつく
・日記帳、さらには歩数計もつく
・プログラム開始後、電話(一部サイト)でのメンタルサポート支援が定期的
につく
また、このプログラムにより、下記の実績がでているという。
・プログラム開始後180日以内に肥満者が10%減る
・病気中の従業員の出勤によりもたらされる生産性の低下が20%改善
・欠勤日数が5%改善
・仕事以外の活動時間が15%増加
・心の健康度合いが90%改善
※「肥満プログラム」の詳細
http://www.matria.com/dm/conditions/obesity/obesity_page.html
http://www.matria.com/resources/clinical/dm/obesity_summary.html
.........................................................................................................
事例2:Health Dialog
.........................................................................................................
■企業概要
・企業名:Health Dialog Services Corporation
・URL:http://www.healthdialog.com/hd
・事業概要:
企業の従業員向けDMプログラム、患者の意思決定支援ツール(患者が、自分
の生活習慣病に対する「治療オプション」を選べるようにサポートするもの)
の販売。乳ガン、心臓疾患、腰痛、ぎっくり腰、関節炎、減量手術、更年期、
直腸がん、うつなどの疾患別教育ビデオの提供。
・設立: 1995年
・売上(2006年予想):31億円
■注目点:「whole person アプローチ」を身につけたヘルスコーチによる電話
アドバイス
・ヘルスコーチは、同社のトレーニングをうけた看護士、栄養士、呼吸分野の
専門家が担当する。
・ whole person アプローチとは、同社の健康相談の基本的な考え方を指す。
一つの疾患だけに対応したアドバイスをするのでなく、健康全体を考え、
病院の選び方、初期症状に対する対応方法や、同居する家族の健康状態への
アドバイスも行うというもの。
・ヘルスコーチは24時間いつでも対応する
※「whole person アプローチ」の詳細
http://www.healthdialog.com/hd/Core/Approach/WholePersonApproach.htm
http://www.healthdialog.com/hd/Core/CollaborativeCare/CCHealthCoaching.htm
.........................................................................................................
スポルツの視点:DMプログラムからのヒント
.........................................................................................................
■一つ目の「Matria Healthcare社」が提供する肥満プログラムの特徴は、メ
ンタル面での支援でした。ダイエットは食事、運動だけでなく、「ストレス管
理」がいかに重要か、それがいかにダイエットの成功に貢献するかを研究しつ
くした結果とも思われ、今後のダイエットプログラム開発の一つの方向性を示
しているとも言えます。
■二つ目の「Health Dialog社」が提供するヘルスコーチングの特徴は、
「whole person アプローチ」でした。通常一人の生活者はいくつかの悩みを同
時にもっているはずです。一つの健康上の悩みだけでなく、全体の悩みを聞き
ながらコーチングを行うという考え方も、今後のプログラム開発の参考になり
そうです。
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米国のDMプログラム提供企業「Matria Healthcare、Health Dialog」
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■日本でも本格的な広がりを見せてきたDMプログラム
健康保険法の改定を受け、2008年4月から健康保険組合に生活習慣病予防
の健診と保健指導が義務づけられます。この法律の特徴は、掲げた数値目標を
達成するかどうかを厳しく問われること。
この数値目標達成を支援する「疾病予防サービス(米国ではDisease Manegemen
-t Program:DMプログラムと呼ぶ)」が日本で広がりを見せています。
一般的に企業(健康保険組合)向けの「疾病予防サービス」は、
・対象者集団の特定(どんなリスクをもつ集団を選ぶか)
・アセスメント(その集団はどのような特長をもつか)
・階層化(健康診断結果に基づくリスクにより対象者をセグメンテーション)
・働きかけ(動機付け、生活習慣改善指導アドバイス)
・効果測定(どの程度疾病者数が減ったか)
という一連の流れを支援するサービスを指します。
今回は、この中の「働きかけ(動機付け、生活習慣改善指導アドバイス)」の
部分でユニークなサービスを展開しており、米国のDM研究団体「DMAA
(Disease Manegement Association of America)」が毎年発表する、
「Disease Manegement Ledership Award」という賞を受けている、
・Matria Healthcare社
・Health Dialog社
の2社を紹介します。
※参考:Disease Management Leadership Awards
http://www.dmaa.org/education_awards.asp
.........................................................................................................
事例1:Matria Healthcare
.........................................................................................................
■企業概要
・企業名:Matria Healthcare, Inc.
・URL:http://www.matria.com/
・事業概要:個人・職場向けなどのDMプログラム、健康増進プログラム
提供サービス
http://www.matria.com/dm/dm101/index.html
・設立:1994年
・売上(2006年度):約403億円
■提供しているプログラムの種類
・肥満プログラム
・喘息プログラム
・腰痛プログラム
・がんプログラム
・糖尿病プログラム
・禁煙プログラム
・うつ病プログラム
など合計12種類
http://www.matria.com/dm/conditions/index.html
■注目点:心理学をベースとした「肥満プログラム」
同社の肥満プログラムの最大の特徴は心理学的アプローチを活用しダイエット
時のメンタル面でのサポートを行う点です。
・食べすぎの原因となる心の問題に対応する
(心の問題を解決しない限りは、必ずリバウンドする)
・専門家はメンタルヘルス専門家と登録栄養士がサポートを行う
・まずメンタルヘルスの専門家が、ライフスタイル診断(過食診断)を行う
・目標の設定は、健康診断を行う医師と連動する
・基本知識となるガイドブックがつく
・ガイドブックには、ダイエット知識クイズ、食事記録帳、運動記録帳、健康
情報ウェブの使い方、オンライントラッカー(定期的に電話タイミングなど
を知らせてくれるしくみと思われる)がつく
・日記帳、さらには歩数計もつく
・プログラム開始後、電話(一部サイト)でのメンタルサポート支援が定期的
につく
また、このプログラムにより、下記の実績がでているという。
・プログラム開始後180日以内に肥満者が10%減る
・病気中の従業員の出勤によりもたらされる生産性の低下が20%改善
・欠勤日数が5%改善
・仕事以外の活動時間が15%増加
・心の健康度合いが90%改善
※「肥満プログラム」の詳細
http://www.matria.com/dm/conditions/obesity/obesity_page.html
http://www.matria.com/resources/clinical/dm/obesity_summary.html
.........................................................................................................
事例2:Health Dialog
.........................................................................................................
■企業概要
・企業名:Health Dialog Services Corporation
・URL:http://www.healthdialog.com/hd
・事業概要:
企業の従業員向けDMプログラム、患者の意思決定支援ツール(患者が、自分
の生活習慣病に対する「治療オプション」を選べるようにサポートするもの)
の販売。乳ガン、心臓疾患、腰痛、ぎっくり腰、関節炎、減量手術、更年期、
直腸がん、うつなどの疾患別教育ビデオの提供。
・設立: 1995年
・売上(2006年予想):31億円
■注目点:「whole person アプローチ」を身につけたヘルスコーチによる電話
アドバイス
・ヘルスコーチは、同社のトレーニングをうけた看護士、栄養士、呼吸分野の
専門家が担当する。
・ whole person アプローチとは、同社の健康相談の基本的な考え方を指す。
一つの疾患だけに対応したアドバイスをするのでなく、健康全体を考え、
病院の選び方、初期症状に対する対応方法や、同居する家族の健康状態への
アドバイスも行うというもの。
・ヘルスコーチは24時間いつでも対応する
※「whole person アプローチ」の詳細
http://www.healthdialog.com/hd/Core/Approach/WholePersonApproach.htm
http://www.healthdialog.com/hd/Core/CollaborativeCare/CCHealthCoaching.htm
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スポルツの視点:DMプログラムからのヒント
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■一つ目の「Matria Healthcare社」が提供する肥満プログラムの特徴は、メ
ンタル面での支援でした。ダイエットは食事、運動だけでなく、「ストレス管
理」がいかに重要か、それがいかにダイエットの成功に貢献するかを研究しつ
くした結果とも思われ、今後のダイエットプログラム開発の一つの方向性を示
しているとも言えます。
■二つ目の「Health Dialog社」が提供するヘルスコーチングの特徴は、
「whole person アプローチ」でした。通常一人の生活者はいくつかの悩みを同
時にもっているはずです。一つの健康上の悩みだけでなく、全体の悩みを聞き
ながらコーチングを行うという考え方も、今後のプログラム開発の参考になり
そうです。
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