【海外ユニーク事例編】米国の人気運動ダイエット法「Biggest Loser（ビッゲスト・ルーザー）」
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【海外ユニーク事例編】
米国の人気運動ダイエット法「Biggest Loser（ビッゲスト・ルーザー）」
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こんにちは。
株式会社スポルツ、ヘルスビズウォッチ編集長の脇本和洋です。
健康業界の中でも大きな割合を占める
ダイエット市場。
今回は、浮き沈みの多いダイエット市場で
2004年から安定した人気をもつ
「Biggest Loser（ビッゲスト・ルーザー）」
というダイエット法を紹介します。
＜紹介内容＞
・事業概要
・ダイエット法の内容
・特徴
・学び
※参考メルマガバックナンバー：2012.08.29号
メソッドを元に多彩なサービスを展開する「Biggest Loser」
【本号の効果的な読み方】
・URLを記載していますので、クリックいただき、別画面で参照しながら
お読みいただくと事例のポイントをイメージしやすいと思います。
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事業概要
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■提供企業名：NBC（テレビ局）
■事業ミッション（表記）：ダイエットコンテストを通し、参加者が健康に
なり、目標を達成し、生活を変化させるのを助ける
（get healthy, achieve their personal goals and transform their lives
during the course of the season）
■事業内容：独自ダイエット法を軸としたテレビ番組、オンライン
プログラム、商品販売、施設運営
■事業の実績：
・テレビ番組
減量したい一般参加者がカリスマコーチの指導で、12週間でどれだけ痩せ
られるかを競う視聴者参加型の番組。2004年から現在まで、計14シーズン
（1シリーズは12週間）が放映され、広告収入を得ている。
・オンラインプログラム
エクササイズ動画や食事のレシピ提案で同ダイエット法を自宅で実践できる。
2011年の時点で、累計50万人以上が会員になっている。
・商品販売
同ダイエット法を実践するための本やカリスマトレーナーのエクササイズDVD、
モニタリング機器などを販売している。2009年の商品売上は5000万ドル
（約50億円）。
・施設サービス（Biggest Loser Resort）
トレーナーや栄養士の指導下で、同ダイエット法を施設で体験できる。
全米で4か所展開している。
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どんなダイエット法か？
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Biggest Loserのダイエット法は、「食事法」と「運動法」を組み合わせた、
12週間のダイエット法です。
■食事法：4－3－2－1食事法という独自のルール
一日の食事を、野菜/フルーツ4皿、たんぱく質を含む食事を3皿、
穀物類を2皿、その他を1皿というように、4:3:2:1のバランスで摂る。
こうした食事を一日4回～6回に分けて食べる。
摂取カロリーの目安はもちろんありますが、バランスをわかりやすく
表現しています。
■運動法：有酸素運動と筋力トレーニングを織り交ぜたプログラム
有酸素運動はウォーキングやインターバルトレーニング（スピードの速い運動
と遅い運動を交互に繰り返す）をレベルに応じて週3回から6回行う。
筋力トレーニングは週3回行う。
つまり、食事はカロリーを意識しながら低脂肪の食事を取り、
運動はほぼ毎日有酸素運動や筋力トレーニングを行うというメニューです。
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特徴1）テレビ番組：ダイエット法の期間と同じ12週間で終了
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ダイエット法自体は、まじめなものなのに、なぜこんなに支持されている
のでしょうか。
一つにテレビ番組との連動があります。
テレビ番組の1シーズンは、ダイエット法の期間と同じ12週間で終わります。
（1年に2シーズン放映される）
また、シーズンごとにテーマを設定しています。
たとえば、
・シーズン5「カップル」：肥満に悩むカップルが2人一組のチームとなり参加
・シーズン6「家族」：夫婦または親子でチームを作り参加
・シーズン8「セカンド・チャンス」：不幸な過去を背負う参加者が人生の
再出発をかけて減量に挑む
それぞれのシーズンで参加者が
・自分をさらけだし、
・ハードなトレーニングに涙しながら耐え、
・ダイエットに成功する
番組の言葉でいうと、
「Different lives, Different Stories,One Goal」
（ダイエットを通じて、人生に必要な様々なことを学ぶ）
という仕立てになっており、
番組のスタートに合わせて、自分もダイエットを開始し、
自分が行っている12週間、毎週テレビを見ながら
ダイエットする意味や、人生に必要なことを気づけるようになっています。
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特徴2）商品販売：ダイエット法を実践し・習慣化させるための実行支援ツール
BodyMediaと連携
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同社は健康モニタリング機器のBodyMedia社（2013年4月Jawbone社により買収
される）と提携しており、BodyMediaを使って運動量（消費カロリー）を
計測/記録できるようにしています。
それにより、
・成果の可視化：どの位運動したかをすぐに確認できる
・トレーニングの改善：記録したデータを振り返ることで、より自分に適した
トレーニングスタイルにカスタマイズできる
・モチベーションの維持：数値を実際に見ることで、「やった感」を高める
といった効果を期待しています。
・BodyMediaの説明
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今回の事例からの学び
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●ダイエット法で設定した「期間」を大切にする
同社のダイエット法の期間は基本12週間です。
それに合わせて、テレビ番組も12週間で終わります。
ただ、それがシーズンという形で毎回テーマを変え、年に2回行われます。
つまり、毎回テーマを変え、盛り上がりを作り、参加しやすいきっかけを
作り、新鮮さを打ち出しています。
また、テレビ番組を使って、実際のダイエットのプロセスを共有しながら
12週間を過ごせるようにしています。
●チームで学び・やりきる
シーズンごとにある場所にダイエット希望者が複数集まり
ダイエットに挑戦していくわけですが、
その中でお互いに刺激を受け、モチベーションを高めます。
また、同ダイエット法を行っている人が参加できる
「ランニングイベント」も全米で開催しています。
このような参加者同士が刺激を与える関係で進むことは、
「ソーシャルエクササイズ」と呼ばれています。
●ダイエット法を実践、継続するための商品
期間を限定しているダイエット法だけに、
確実に「成果」に結び付けられるよう
運動測定データを振り返ることができる測定機器を提供しています。
測定機器以外にも、自宅での筋力トレーニングをサポートする機器も
販売しています。
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