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【今週のビジネスコンセプト編 テーマ】
 
        Community Design & Drive  : 大川 耕平
 
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コミュニティデザイン&ドライブ
 
このコンセプトは健康サービス事業にとって
持続性あるビジネスモデルとして
活性化していくうえで外せない
顧客との関係性のあり方を示唆したものです。
 
サービスの特性上
顧客接点で価値の生産と消費が
同時に行われます。
 
健康はある一定以上の健康行動の
継続によって成果が得られるものです。
 
つまり顧客に健康行動を
いかに継続してもらえる環境を準備し
その接点における関係性品質を
磨き続けることが求められます。
 
顧客との接点、交流の場をいかに設計し、
楽しく継続するコミュニケーションを運用する。
 
顧客を価値創造プロセスのなかに引き込んで
共創的な役割を担ってもらう。
 
では少し事例をみてみましょう。
他業種からのヒントとしてまずは
トヨタのスポーツカー86のオーナーのコミュニティです。
 
86というスポーツカーで
峠を攻めるというカーライフを各オーナーが
紹介し合うコミュニティです。
 
 
いかに86ライフを楽しんでいるか?
仲間同士の刺激もヒントとなり
増々86ライフが充実していく
というデザインとドライブがあります。
 
もうひとつ紹介します。
 
三重県桑名市にある園芸ガーデニング通販サイト
「花ひろばオンライン」が展開しているレモン部です。
 
 
レモンを育てる楽しみを
顧客同士で紹介し合い
また学びながら
収穫したレモンを味わうというものです。
 
園芸用品を売っているのではなく
レモンを育てる喜び体験を売っていると言えます。
 
 
この2つの事例でも分かる通り
顧客体験(コト)をデザインしています。
 
それも商品購入後の利用価値に
フォーカスしていることが分かります。
ここがポイントです。
 
健康サービスは購入時点では
結論・成果は得られていないはずです。
 
その後の利用継続(活用)を支援する
コミュニケーションは
購入者の顧客満足に直接働きかけることになります。
 
健康サービス事業で
自社商品・サービス購入者向けの
ウェブサイトにマイページ生成できるサービスを
提供しているモデルは国内でもどんどん増えています。
 
ですが、コミュニティの持つ可能性を
追求している例はまだほとんどありません。
顧客体験を支援していきながら
こちらも学び
更なる価値創造提案によって
新たな満足提供と
プラスαなマネタイズへ
というスタンスが今こそ必要なのです。
 
コミュニティデザイン&ドライブが
今後健康サービス事業の成長の礎になるはずです!!
 
いかがですか?
ご質問やこのコンセプトの自社サービスへの導入にご興味あれば
ぜひご連絡ください!!
 
 
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大川耕平(おおかわこうへい)プロフィール
健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、
ビジネスマッチングサポートを展開中。
1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の
読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに
力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
 
●ブログ「健康ビジネスプロジェクトの現場から」
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