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【今週のビジネスコンセプト編 テーマ】
 
          場のデザイン : 大川 耕平
 
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我々が日米健康ビジネスモデルの
比較分析を開始したのが
1999年の春からでした。
 
当初、
ネットを積極活用するモデルとして
健康情報ポータルが立ち上がり
網羅的な情報の幅が
より多くの生活者を惹き付ける磁力として
機能していました。
 
この構造は日米に共通するものでした。
 
リアルな生活局面に
ネットを通じた情報の入手によって
様々な刺激と知識が行動選択の幅を広げるという
目的促進効果もある反面
それらの情報を消化できない
あるいは判断できない混乱を招くという
反作用も起こりました。
 
ICTの進化はどんどん進み
PCベースから
ケータイ
タブレット
スマートフォンへ
そして今後も進化して行くでしょう
 
いわゆる情報技術の進化は
健康ビジネスに様々な
イノベーションのきっかけをつくってきました。
 
でも、我々はその機会を
充分に活用できているでしょうか??
 
例えば
事前に情報を作り込むことができます。
提供すべき情報を事前に準備し
PCやスマホを通して
アクセスがあれば
どこからだろうが
何時だろうが
正確に再現してくれる
何度でもです。
 
一度つくってしまえば
自動で働いてくれるのが
システム
 
という解釈で
自動で儲かる
健康情報サービスシステム
 
このような文脈設定で開発されたものが
マーケットにたくさん存在しています。
 
さて、そのようなシステムは
ビジネスとしてどうなのでしょうか?
 
答えは読者のみなさまの
感じている通りです(笑)
 
ネット・デジタルを使おうと
健康ビジネスには
場が必要です
 
提供者と参加者が出会う場です
 
場をどうつくるか?
そのデザインが
サービスの品質を決めます。
 
明らかにシステム的に
対応されたコメントに
感謝する気持ちを持てるでしょうか?
 
本来健康ビジネスサービスは
対面サービスが基本です
 
もちろんリアルがベターです
まずはそれを基本とした
場のデザインがあって
情報技術をつかって
どこまで近づけるか?
効率化できるか?
という順序を考えていくのは
どうでしょうか?
 
リアルの場で
検証されていなくて
システム上にのっている
サービスコンテンツを
よく見かけますが
サービスの本質を理解していない
アプローチです。
そのようなシステムは
必ず淘汰されていきます。
 
ICTを駆使した
リアルと連動した
人を感じるサービス
というアプローチがメジャーになり
場のデザイン品質の高いサービスに
客とリピートが集まっていくはずです。
 
このムーブメントがどうやら
日本国内でも始ったようです!!!
 
【場のデザインチェック】
・顧客接点となる場はどのような状態ですか?把握していますか?
・顧客接点のコミュニケーション品質をチェックできていますか?
・顧客行動の変化を把握していますか?
・顧客リレーションからサービスを磨いていますか?
 
いかがですか?
場のデザインを真剣に考えるお手伝いが必要でしたらお声かけください!
 
 
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大川耕平(おおかわこうへい)プロフィール
健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、
ビジネスマッチングサポートを展開中。
1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の
読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに
力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
 
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