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【今週のビジネスコンセプト編 テーマ】
 
    acceleration(アクセラレーション) : 大川 耕平
 
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acceleration(アクセラレーション)
という言葉をご存知だろうか?
 
言葉の意味としては「加速させること」
 
北米圏でその価値が明確に位置づけられている
インキュベーション方法としても知られています。
 
スタートアップ企業を集め
事業創造と初期段階の成長工程を
加速させるプログラムです。
 
昨年、米国のディズニーが
Disney Acceleratorを開催し注目されました。
 
 
その概要は
コンシューマー向けメディアや
エンターテイメント関連ビジネスの
スタートアップを10社募集し
各12万ドル出資
 
参加企業はディズニーの様々なアセットを活用でき
かつディズニー各部門のリーダーが(Pixar、ESPNなど)
メンターとして指導してくれ
3ヶ月で成果を発表するというプログラムである。
 
企業が主体となって行う
CVC(コーポレイトベンチャーキャピタル)の流れであり
大企業のイノベーションを
スタートアップとの連携で
価値創造をしていくアプローチとして
注目されている。
 
米国でも全てが成功しているわけではないが
概ね関与者同士のwin-winにつながっていると聞く。
 
この流れが
日本のヘルスケア領域でも
始っている。
 
 
昨年10月にサイバーエージェントが主催した
HEALTH TECH スタートアップサミット
 
今、正にスタートアップ募集中の
インフォコム主催のデジタルヘルスコネクト
 
米国のそれと全くのイコールではないが
日本流のアクセラレータープログラムである。
これ以外にもいろいろな計画を聞くようになった。
 
元々ベンチャー育成支援の体制が
日本よりはるかに頑強であり
フレキシブルな米国のカルチャーが生んだプログラムであり
極めて合理的と感じている。
 
 
大企業が新事業開発を仕掛ける
ひとつのスタンダードになっていく可能性は大きく
医療・健康サービス領域でのイノベーションに
適しているのではないかと思われる。
 
・大企業にとってはスタートアップの革新的なアイデアと活力接点
・スタートアップにとって大企業アセット・メンター活用
・双方に刺激と学び
 
きっとこのアクセラレーターは
健康ビジネスイノベーションを
ひとつのアプローチとしてブームアップしていく
大注目のムーブメントです!
 
 
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大川耕平(おおかわこうへい)プロフィール
健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、
ビジネスマッチングサポートを展開中。
1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の
読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに
力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
 
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