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●ビジネスモデル事例 【healthpause.com】
    
 ~従業員の健康をサポートするサイト~
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healthpause.comは、ビジネスマンの健康管理に役立つビデオプログラム
を提供するサイトです。オフィスで簡単に取り組めるストレッチやヨガ
などを、豊富な動画を用いて紹介しています。サイトでは法人(一部個人)
向けに、プログラムを販売しており、企業の人事管理部門などが、従業員
の健康管理に役立てることが可能となっています。


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【healthpause.comの概要】 主な収益源は、会費収入
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サイトの概要は以下のとおりです。
■サイト名:healthpause.com
■サイトアドレス:
http://www.healthpause.com/
■ビジネス対象タイプ:B-B、B-C
■収益構造:主な収益源は、法人・個人からの会費収入。


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【healthpause.comの特徴】 豊富なビデオプログラムを提供
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このサイトの特徴は、従業員のストレスを軽減するためのストレッチなど
各種5分間ビデオプログラムの提供です。ほかにも、従業員のストレスを
テーマにした豊富なコンテンツを用意して、ビジネスマンのストレス管理
をサポートしています。主な内容は、以下のとおりです。尚、すべての
サービス利用には、有料の会員登録が必要です。(法人会費:問い合わせ、
個人会費:19.95ドル/年)

■Video(ビデオ)
オフィスで簡単にできる「ストレッチ」や「リラクゼーション&瞑想」・
「マッサージ」のほかに、オフィスワーカー特有の頭痛・手首や眼の痛み・
肩こりなどを緩和する各種ビデオ(動画)を提供しています。ユーザーは
画面をクリックするだけで、動画をみることができます。

■Office Stress Solution(ストレス対策)
オフィスでのストレスを軽減するための方法を、さまざまなアプローチで
解説しています。テーマは、「ストレス軽減の方法」・「ストレスに起因
する症状」・「オフィス人間工学」・「オフィス環境」・「ヨガ」・
「栄養」・「フィットネス」・「治療」で、毎月更新されます。


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【日本での可能性】「専門医による相談と定期健康診断」からどう変わる?
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■現在、日本における従業員の健康管理は「企業の専門医による相談と
定期健康診断」が中心です。よりプライベートなことは相談できない点、
定期健康診断では具体的にどう改善したらよいかわからない点を考えても
大きな課題があるのは明確です。

■米国では、EAP(Employee Assistance Program:従業員援助プログラム)
というメンタルケアを中心とした従業員支援制度が浸透しています。企業
が外部のEAP専門会社と契約し、その従業員や家族は、プライバシー保護の
もと、介護・育児の専門家、精神科医・弁護士によるカウンセリング、病院
やボランティア団体の紹介などの総合的・専門的なサービスを受けられる
ものです。日本の代表的EAP企業としては、ジャパンEAPシステムズがありま
すがまだ、多くはありません。
○ジャパンEAPシステムズ
http://www.mhc.ab.psiweb.com/jes/

■今後日本では、「企業が専門医をかかえ、従業員の健康相談にのる」という
形から「企業は従業員自身が行う健康管理のサポートを行う」という形に
変わっていくと思われます。

■したがって、米国のメンタルケアを中心としたEAPを日本風にアレンジし
(キャリア相談、フィットネス、生活習慣病改善までも含める)、現在個人
向けに販売されている健康管理ソフトなども集め、企業も個人も使える
「ビジネスマンの心と体を強くする総合ポータル」といったサイトの可能性
が考えられます。

【参考サイト】
○中小規模事業場健康づくりの実施について(労働省/2000年8月9日)
1998年、労働省と中央労働災害防止協会が「働く人の心と体の健康づくり」
活動・THP(トータル・ヘルスプロモーション)をスタートし、新たに今年4月
には中小企業(従業員300人未満)への助成事業も始まっています。
http://www.jil.go.jp/kisya/index_2-12_8.html
○個人向け健康管理ソフト:オフィスの健康管理(アスキー)
http://www.ascii.co.jp/alm/health/office/index.html

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