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●海外ヘルスビジネス事例NO.95

  ~ 米国の「滞在型健康施設サービス」、『Diet Center』 ~
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「滞在型健康施設サービス」とは、美容やダイエット、リラックスやリフレ
ッシュなどができ、さらにヘルシーメニューを楽しめる宿泊可能な施設全般
を指します。

「滞在型健康施設サービス」は海外で進んでおり、英国では、田舎の農家を
改築し美容・リラックスを中心とした健康サービスを受けることができる
「ヘルスファーム(Health Farm)」が中心となり、米国では「Spa(注1)
」や「Diet Center」などが中心となっています。

今回は「滞在型健康施設サービス」の中でも、日本ではあまり見られない
米国の「Diet Center」と呼ばれる、専門家からダイエット成功のノウハウ
を学びながら、体重減を目指す施設を紹介します。

注1)「Spa」とは、本来温泉の意味ですが、温泉でなくとも、ジャグジーや
プールなど水を利用した様々な施設を保有し、さらにフィットネスジムやエ
ステサロンなどを備え、ヘルシーメニューの提供も行う滞在型健康施設を指
します。


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【「Diet Center」事例紹介:Structure House】 
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米国の「Diet Center」は、滞在期間内に無理な運動や食事制限を行い、大
幅に減量するのではなく、ダイエットに効果的な日常生活上の実践ノウハウ
を専門家から教えてもらえる施設です。

今回は、医師・看護婦・栄養士・フィットネストレーナー・心理カウンセラ
ーなど75名以上ものスタッフを用意し、豊富なサービスを提供する、
「Structure House社」を紹介します。


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【Structure House社の概要】

■コンセプト:Pioneer in the behavioral treatment of excess weight
(減量のための生活習慣改善のパイオニア)
■ロケーション:ノースカロライナ州(Durham:ダラム)
■利用料金/滞在期間(1$=¥120と設定):$2,675(¥321,000)/1週間 ~
 $8,396(1,007,520円)/4週間
■1泊当たりの単価:約3.7万円~5.4万円
■サイトアドレス: http://www.structurehouse.com/


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【Structure Houseの特徴】 ~ ダイエットの実践ノウハウを学ぶ ~

Structure Houseの特徴は、「食事・運動面」及び「メンタル面」を中心に
ダイエット成功のためのポイントとなる「実践ノウハウ」を教えている点に
あります。

■特徴1:自宅で作れる低カロリーメニュー、食指導のユニークプログラム

Structure Houseで提供される食事メニューは、1日3食合わせて1,000~1,2
00カロリーの「自宅でも簡単に料理でき、家族でもおいしく食べられる」メ
ニューが基本となっています。また、ワークショップでは、近くのレストラ
ンやスーパーマーケットに行き、ダイエットのためにどのようなメニュー
(商品)の選び方を実際にすべきか、その場で指導してくれます。

・Dining
http://www.structurehouse.com/Dining.html
・Nutrition Support
http://www.structurehouse.com/nutrition.html

■メンタル面を重要視

Structure Houseでは、食事や運動の実践ノウハウ以外に、ダイエットを行
う際に重要な、「心の持ち方」について心理カウンセラーが個別にアドバイ
スし、ダイエットにおける「やる気の継続法」「気分転換法」などの具体的
なトレーニングを行います。

・Therapy Support
http://www.structurehouse.com/therapy.html

またStructure Houseでは、「GRADUATES」というサイトを活用した継続サポートも行っています。これは施設参加後、会員が、ID・パスワードを用いてサイトの掲示板を利用できたり、お勧めレシピやスタッフ・参加者の声などを知ることができるというものです。また電話サポートも行い、施設で学んだことが継続的に実践されるよう、サポート体制を充実させています。


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【日本での展開の可能性】
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■日本では、短期間で無理な運動や食事制限を行いダイエットを行う施設は
ありますが、Structure Houseのような、「ダイエットのための日常生活の
実践ノウハウを学ぶ」という施設はまだ少ないのが現状です。

■日本での展開を考える場合、滞在期間を短く(週末や連休を利用して参加
可能に)したり、テーマをダイエットだけでなく生活習慣病などに広げる工
夫が必要となるでしょうが、こうした施設の可能性は大きいと考えられない
でしょうか。

■今回は「滞在型健康施設サービス」の一つの形として、米国の「Diet Ce
nter」を紹介しましたが、世界にはさまざまな種類の「滞在型健康施設サー
ビス」があります。

■このところ日本でも、シティホテル系のダイエットを意識したレディース
プランや温泉地での健康増進プラン、更にはウェルネスクルーズなどの「滞
在型健康施設サービス」が活発に展開され始めています。

※参考例:goo(ダイエット)、シティホテルのレディースプラン
http://diet.goo.ne.jp/spe_no1_0210_index.html
※参考例:ウェルネスクルーズ(初秋の伊豆諸島周遊)
http://www.mopas.co.jp/cruise/kokunai/np2002-0911.html

■「ダイエット」「食」「美」「健康増進」などを中心とする「滞在型健康
施設サービス」は、施設関連の企業だけでなく、食・運動・健康機器関連企
業など健康業界の多くが注目すべきトレンドと考えます。

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