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       性差を研究した男性向けダイエットプログラム
        「Weight Watchers Online for Men」

      ー 男性向けダイエットの開発ポイントは ー

   売上1400億円を超えるダイエットセンターがネットで提供開始

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2008年4月から実施される特定健診・保健指導により、日本における「男
性のダイエット市場」が大きく動き出します。

ダイエットの基本は消費カロリーをより上げ、摂取カロリーを落とすことです
が、従来の女性のダイエットと比べ男性のダイエットではどのような違いがあ
り、何をポイントに開発を進めればよいでしょうか。

米国では男性の約70%が肥満で問題視されており、すでに「男性」をターゲ
ットにした商品・サービスが数多くあり、様々な取り組みがなされています。

今回は、世界最大のダイエットセンターを運営する「Weight Watchers社」のオ
ンラインプログラムとして、2007年3月にリリースされた「Weight Watchers
Online for Men」を参考に、男性のダイエットにおけるアプローチポイント
を探ります。


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運営企業:Weight Watchers International, Inc
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■企業概要

・企業名:Weight Watchers International, Inc
・URL:http://www.weightwatchers.com/
・設立:1963年

・事業概要:同社のプログラムを利用し、ダイエットに成功した人が講師とな
りダイエットの知恵を教え、成果を発表しあう「ダイエット講習会」をビジネ
スとする。

・同社のプログラム:「ポイント制ダイエット法」
市販の食品を含むほとんどの食べ物をカロリーに合ったポイントに換算。個人
の設定した目標ポイント以内なら、何を食べてもよいが、食べ過ぎるとポイン
トが減り、運動するとポイントが増えるというシンプルなプログラム。

・売上:
2006年:$1233mil(約1480億円)
2005年:$1151mil(約1381億円)
2004年:$1024mil(約1229億円)
2003年:$944mil(約1132億円)
2002年:$810mil(約972億円)
2001年:$624mil(約749億円)

・収益源:
ーダイエット講習会の受講料収入(約61%)
ー同社のブランドを有する健康関連の食品の販売(約33%)
ーその他、フランチャイズ収入など(約6%)

・会員数:約150万人
・ダイエット講習会の開催数:毎週約5万クラス(ミーティング)
・講習リーダー(ダイエット成功者の講師):1万5千人を超える


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男性向けプログラム:Weight Watchers Online for Men
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上記のように、同社の基本収益はリアルでの講習会ビジネスですが、新しい収
益として、対面でのミーティングが苦手でダイエットしたい男性をターゲット
に2007年3月から開始したのが、「Weight Watchers Online for Men」で
す。


■Weight Watchers Online for Menの概要

・サービス開始:2007年3月

・プログラムの流れ

1)オンライン管理ツールを使って食事&運動のアドバイスあり

2)体重記録ツールを使って日々の体重を記録

3)食品や料理レシピを参考に、ポイント数に応じた食生活をする
(2万9千以上の食品データベースあり。男性がよく嗜好するアルコール、肉
、ピザなどに対応する食事レシピ豊富)

4)エクササイズ動画を参考に、運動ポイント数、体力、目的に応じた運動を
実行(60種類以上の男性向けエクササイズ動画あり)

5)コミュニティや成功者の体験談、サイエンスセンターの知識を参考にして
、減量を継続


・会費と期間: $16.95/月×3ヶ月間(入会金 $29.95)

※プログラムのトップページ
http://www.weightwatchers.com/BetterforMen/


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特徴1)ダイエットにおける男女差を基礎研究
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同プログラムでは、ダイエットにおける男女差をまずは十分に研究。その一部
が下記として発表されており、それに基づいた男性向けのダイエットプログラ
ムとなっています。

●体重への意識
・女性:体重が増えるとすぐに気づく
・男性:体重変化(目標体重)への意識が低い

●減量を表現する言葉
・女性:Diet(ダイエット)
・男性:Get in shape(体を鍛える/しぼる)

●ダイエット歴
・女性:豊富で色々試してきた
・男性:そんなに多くない(ダイエットは簡単だと思っている)

●知識レベル
・女性:栄養や最新ニュースなど知識豊富
・男性:ダイエットのしくみに関する基本知識が少ない

●運動
・女性:有効だが避けがち
・男性:成功のキーになると考えている

●全体傾向
・女性:ダイエットを始めやすくやめやすい
・男性:真面目で規律正しく、構造を理解し(理論を重視し)取り組む


※参考:同社プレスリリースより
http://www.weightwatchers.com/about/prs/wwcom_template.aspx?GCMSID=1053751


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特徴2)基礎研究を生かしたプログラムコンテンツ
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上記のような基礎研究を生かし、同プログラムでは以下のような工夫をしてい
ます。

●「構造を理解し(理論を重視し)取り組む」男性への対応

最新の健康情報を「Health & Science」コンテンツとして提供。特に、「サイ
エンスセンター」は、学術文献からの最新情報を、エビデンスのあるもののみ
紹介するコーナー。ダイエットに対し理論的にどうアプローチすればよいか、
科学的に紹介しています。

例)
・減量の医学
・減量の心理学
・栄養知識
・エクササイズと運動


●「運動」でダイエット意識のキープを狙う

消費カロリー自体は少ないかもしれないが、基礎代謝の向上を主な目的に筋力
トレーニングを豊富に紹介。忙しい人も取り組みやすいよう必ず運動にかかる
「所要時間」を表示して、動画エクササイズビデオを提供。最新のフィットネ
ス用品の紹介、シューズや健康機器などの選び方なども紹介する。


●「未婚・既婚」にフォーカスしたコンテンツ

また同社では基礎研究結果により、「未婚・既婚」の違いが男性の場合大きく
ダイエットに影響すると判断。「Single Guy」「Family Man」という2つに大
きくコンテンツを分けて提案しています。

1)Single Guy(未婚男性向けコンテンツ)
自炊する、スーパーで15分で買い物をする、宅配を頼むなどシーン別の食事
のヒント。男性向けスピードクッキングのレシピ(鶏肉・牛肉・豚肉・ベジタ
リアン)外食やデートの時のヒント(バーでの飲み方、ディナーやデザートの
選び方など)。

2)Family Man(既婚男性向けコンテンツ)
家族みんなで健康になる方法、子供と一緒に料理に挑戦、子供と遊びながら運
動する、家族向けの健康レシピなど、家族と一緒に健康な生活をおくるための
ヒントを多数用意。また、実際に家族と一緒に減量に成功した男性のリポート
記事を紹介しています。


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スポルツの視点
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■今回紹介した「Weight Watchers Online for Men」は、ダイエットセンター
の運営が主な収益となっているWeight Watchers社が提供するオンラインサービ
ス。

■今後日本でも男女差をよく理解した、商品・サービスづくりが必要となりま
す。同社の基礎研究で現れた男女差は、日本でもある程度は応用できると考え
ます。

■その他、男性の場合、
・結婚時、転職時など大きくライフスタイルが変化することが最初に太る原因
になりやすい
・家庭での協力(特に妻)が不足している
・体重減以外のダイエットの目的をもちにくい(女性の場合、ダイエットの目
的として「美容」が存在する)
・一人で解決しようとする(サポートを受けるという意識が希薄)
といったことも考えられます。


※スポルツでは、女性のダイエットにおける「成功者と失敗者の比較」を基礎
研究として発表しましたが、「男性」のダイエットにおける成功者・失敗者の
比較レポートをリリース予定です。12月の本メルマガで男女差に関して特集
いたします。


※参考情報:

・自主調査「ダイエット成功者と失敗者比較」
http://www.sportz.co.jp/service/OriginalResearch.pdf

・男性向けダイエットのヒント(その1)「Abs Diet(腹筋ダイエット)」
http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/unique/189.html
・男性向けダイエットのヒント(その2)「The 3-Hour Diet 」
http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/unique/190.html
・男性向けダイエットミールを本格展開!「NutriSystem社」

http://www.healthbizwatch.com/mailmagazine/unique/186.html

 

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