キーパーソンに聞く

2013.11.01号 「からだのベストを作りだす食コンディショニングトレーナー」

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2013.11.1
有限会社クオリティライフサービス
代表取締役 小島美和子 氏 / 今川博喜 氏

2010年6月にお二人には一度登場していただいた。その時も食を通して生活の質をアップし、健康的な暮らしを提案する実活動の話はとても多くの示唆に富むものであり、読者からの反響もあった。今回は同社が最近スタートした「食コンディショニングトレーナー」とはいったい何なのか?これを通じて何を訴求したいのか?直球で聞いてみたいと思う。

 
プロフィール
◇小島美和子[おしま みわこ]
有限会社クオリティライフサービス 代表取締役
管理栄養士、産業栄養指導者、ヘルスケアトレーナー、健康運動指導士、食コンディショニングトレーナー。
中高生時代は短距離ランナーとしてジュニアオリンピックにも出場したスプリンター。女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院等での臨床栄養指導等を経て、クオリティライフサービス設立。各種講師、テレビ、ラジオへの出演。雑誌等での監修、執筆などでも活躍中。自身も「健康の表現者」をめざしランナー向け食生活アドバイスサービス「RUN!× 食NET.」も主宰。各種マラソン大会に出場する他、現在マスターズ陸上の100mに挑戦中。
 
◇今川博喜[いまがわ ひろよし]
有限会社クオリティライフサービス 代表取締役
健康運動指導士、ヘルスケアトレーナー、心理相談員、温泉利用指導者。
学生時代、箱根駅伝で雪の降り積もる6区山下りを経験。卒業後は、百貨店健康・スポーツ催事企画、新人教育担当、民間・自治体の健康増進施設の総合コンサルティング、温泉利用型リゾート&地域健康増進施設で施設統括管理等経験後、クオリティライフサービス設立。管理栄養士の活躍の場をさらに広げるために他業種交流を積極的に展開している。現在もコンディション維持のため、ミニ駅伝から100kmマラソンまで各種大会に出場中。

食コンディショニングトレーナーとは?

はじめに、最近の同社のトピックスを伺った。
 
「今年の24時間テレビチャリティマラソンランナーのタレントさんの減量サポートを行いました。目標の15kg減は2か月間で達成し、本番を走りきるカラダづくりに十分貢献できたと思います。毎夕食を弊社から提供しましたが、その時々の体調やトレーニング目的などを考慮したメニューを作成しました。これらのメニューは食コンディショニングのコンセプトに沿ったものです」
 
 
なぜ、食コンディショニングトレーナーを企画開発することになったのか?
 
「生涯にわたる健康づくりのサポートを考えた時、その時々のライフステージ・ライフスタイルに合わせた『運動×食事』のアドバイスが効果的なのは言うまでもありませんが、今まではそれぞれ別個に対象者(お客様)にアプローチしていることが多く、サービス提供側も必要性は十分感じながらも、実際のサービスへ落とし込めていないのが現状ではないでしょうか?厚労省が掲げる『健康寿命の延伸』を考えた時にも、ますます重要なサービス課題と捉えています。
 
この『運動×食事』サービスを現場でデザインしていく最適な場所として、フィットネスクラブ(健康増進施設)を第一の候補として検討していたタイミングに、あるクラブさんから『食事』についてのスタッフ研修のご相談があり、これはきっとこの課題を共有させていただけると感じ、ご依頼の研修を『食コンディショニングトレーナー』養成講座として、まずは人づくりからはじめることとしました」
 
 
食コンディショニングとは?
体調(コンディション)を高めるためには、現在の身体の状態から食事の改善点を把握し、それらを身体の状態をみながら修正し、効果を確認していく必要があります。このように体調や目的に合わせて食事を調整し、ベストコンディションに近づけることを、食コンディショニングと呼びます。
 
食コンディショニングトレーナー®とは?
全てのお客様に対して、それぞれの体調(コンディション)や目的に合わせてベストコンディションに近づく効果的な食アプローチを行える。同じく自らの食事もコントロールして、ベストコンディションを保つ努力ができる。これらを実践・表現している人です。
 
 
すでに食コンディショニングトレーナーの講習は始まっている。
今感じていることを伺った。
 
「受講者の食事に対する意識が大きく変わったのではないでしょうか。現場でバランスの良い食事が大切!と伝えてはいたけれど、実は自身が実践できていないことも多く、日々の食事の問題点や課題も不明確のままで過ごしていた方もみられましたが、講座を受講し、食事でコンディションを整えられることを体感して、お客様へのアドバイスにも自信をもって対応することができているようです。
予想外だったのが、一般の方からのお問合せが多いことです。お話を聞いていて感じるのは、皆様今よりもっとコンディションを整えて、日々の暮らしをさらに充実させたいと考えているようです」
 

食コンディショニングトレーナの展開

以前のインタビュー時に「食事力」というとても根源的なコンセプトについて伺ったが、この食事力に関してもその後新たな視点などは加わったのだろうか?
 
「食事力はコンディショニング力であり、からだを感じる力が弱ければ、食事のコントロールも難しいと考え、からだの感度を上げるプログラムを様々な角度で実験しはじめています」
 
 
最後に、食コンディショニングトレーナーの今後の展開について伺った。
 
「養成講座の当面の対象者は、健康増進施設のトレーナーです。その中から講師を目指す方をピックアップして講師の養成を行います。さらにフリーのトレーナーが資格取得により、収入が向上する具体的な仕組みも検討中です。同時に将来健康増進施設で働きたいと考えている学生の皆様にも、このコンセプトを伝えていきたいと考えています。
 
また、資格取得者向けに、ダイエット・キッズ・更年期・生活習慣病予防などの専門講座も準備しており、マスタートレーナーとしてさらにステップアップするコースも検討しています。
将来は日本国内だけでなく、同様の生活習慣病の課題をかかえるアジアの健康市場にも対応できるシステムに発展させていきます」
 

インタビュー後記:
今回のインタビューで再確認できたことは、クオリティライフサービスの小島さん、今川さんのスタンスが全くブレていないということ。いつもお話を伺う度にホッとするのは私だけではないはずです。今後も目が離せない会社ですね!


 
インタビュアー:大川耕平
 
[取材日:2013年10月28日]
 

 

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